答えは何処にもない
私は好き勝手に生きてきた、そして多分これからも、と言えば格好良く聞こえるでしょう、しかし人は年齢や経験と共に丸くなり変わる、とはいえ核の部分迄は変われない。
私は飾る事を好まない、本を読むのもノンフィクションが好きです、このブログもそうであり一切の脚色はしていません、ありのままの考えや体験談を書いています。
私のオーディオの考え方や今の医療の事について私の心の中の葛藤を書いています、今は色々思う事があり、その総ては今までの私の人生も含め色々繫がって来ます、しかし考えれば考えるほど答えは何処にもない。
色んな人がいらっしゃるからです、しかしやはり王道は存在します、今までのオーディオ人生と今現在のウエスタンスピリッツの鳴り方を世間と照らし合わせ、自分のオーディオ道は間違えてるとは思わない。
こう思います『凄い人が立派な音を鳴らせる訳ではない、鳴らした人が立派なのだ』と言う事、しかし世間は違います、有名な方が使ってるシステムをみなさんは欲しがる。
そしてお金があれば優れたものを購入出来て優れた音を鳴らせる、確かにそれも少しあるかもしれない、しかしそれでは少し寂しいではないか、色々な方の『これが一番』と噂のシステムを私は聴いてきた、その中の本当に優れたシステムは驚くなかれ一軒だけでした。
その方はかなりたくさんのシステムを所有されているが、総て一貫したポリシーの元に鳴らされている、ジャズだけを鳴らす為に。
私ははじめその方のシステムを聴いてクラシックも上手く鳴るはずなのに勿体ない、そう思っていました、しかし違うのです。
そして何度もお招きいただきウエスタンスピリッツへもご足労いただき、お互いのシステムを聴き比べた結果、お互いの考えが酷似している部分が多いのに気が付いたのです。
これからお互い嘘偽りなくお付き合いして行きましょう、私はウエスタンスピリッツへご足労願う時こうお伝えしました『たいした事なければたいした事ないとはっきり仰って下さい』と。
はじめてご来訪された時、私が鳴らしておいた音をリスニングルームへ上がる階段のところで聴かれこう思ったそうです『スピリッツもかなり危ない音を鳴らす方だな、参りました』と。
そう思ったと今でもお話しになります、私もその方のシステムを何度も聴かせていただくうちにレスターヤングのサックスにはまってしまったのです。
『遂に出会ったな』そう思いました、それから頻繁に連絡が来るようになり、お互い歯に衣を着せずにオーディオ談議をしていますが、お互い何の反論もなく言いたい事を話せる仲になりました。
普通のオーディオマニアならここまでの経験と理解力がないのでこのような事は難しいのです、しかしそこは人間です経験もオーディオに関する考えも違う、しかし変わり者で若輩者の私の話しをこれだけ聞いていただける方も稀有である、私は生意気だと思います。
今までもかなり詳しいと思える方とのお付き合いも確かにありました、しかし少しお付き合いしていると必ず何処かでほころびが出て来てそれが原因となり疎遠になっていった。
とにかくお互い本当の事を深く知りたい、そしてそれを使いこなし個性を出したい、これだけは確かなようです、そしてお互い色々な方とのお付き合いがあり答えが出て来ると、本当に付き合え話し合える方は極めて少ないと思えるのです。
そして付き合いのあった仲間が次々亡くなっていきます、寂しいものですが結局答えは何処にもないのです。