私には奢りがあった
今年五月二十五日(水曜日)録画してあった番組を家内と観ていた、その内容とは昔は人気店だったレストランの経営が借金だらけになりお客がまるで来なくなったとの事、経営を建て直し料理も味から見直し元の状態へ戻すことの出来る方に相談した、その方は早速現場に行き色々みていった。
先ず料理の味も酷く厨房の状態も食材の保管も全く駄目だった、何よりずっと貧乏なので店主の性格までワンマンでひしゃげてしまっている、今まで誰に伝えてもそれまでワンマンだったので伝わらない当然身から出た錆となる、みかねたその達人は家族を全員呼び出し話を聞いた『確かに酷い』そして店の改装や厨房の清掃や新たな食材を無料で提供した、それを目の当たりにした店主は正直驚いた。
店のスタッフは全員がやる気を取り戻し当然料理の味も良くなった、私は思った確かに最近モニターケーブルも購入される方も減ってきた、『この話はウエスタンスピリッツに繋がるかもしれない』でも私の思いの丈や音はもう伝わっている、肝心なのは私が書いてきたブログの内容ではないのか?そして私の心のあり方ではないのかと思った、ウエスタンスピリッツは確かに優れたケーブルを作る事が出来る、しかし楽しく作る事が出来ているか?と言う内容が読者に伝わっていないと判断した。
これだけを目指し馬鹿みたいに作ってきたならば音はほかとは違い音が良いのは当たり前、私の性格が文章に出ているそれは当たり前に駄目なのだ、オーディオケーブルは人の夢と夢を繋いでいる、そして聞いたお客様は明日への活力を得ている、それ以前作っている私本人が楽しくなければ聴いた方に伝わるような文章にしなければならないと思った、悩んでいた事を正直に心に聞いてみた、答えは簡単な事だった、モニターされる方は私が書いた事が本当なのかを聴いてみたい、当たり前の事である、しかし私は勝手に思いました『これだけ書いてきたのに何故分からないのだろうか』と、しかし違う、分からないから手に取り聴いてみたい、つまり私には奢りがあり天狗になっていた、つまり全ては自分の蒔いた種であることです、しかし気が付いて良かったまだ遅くはないと。
しかしこれからは自分の作ったケーブルをもっと楽しく作ろうと決めた、使う側の意見がとても大切です、自分の書いたブログを読んでみると『これでは読んだ方はなんにも言えない』そう判断しました、もっとおもしろおかしく書けないものかと思いました。
私にはそれが分かるもののなかなか文章にはならないのが現状です、そして思った『分からないんだから仕方がないのだ』と、確かに色々な不安や作り方の意見がある、その様な意見も確かにあるのも事実です、私も頭を柔らかくしてもっと聞ける範囲で実行していこうと思いました。
これからは自分がなんにも知らなかった頃の事や必死で完成させた今のケーブルの事を忘れず楽しく作っているところを書いていこうと思います、多分それでしかこのケーブルの良さは伝わらないと思いました。
みなさん今後とも宜しくお願い致します。