ネットワーク再び(固定抵抗)
先に行いました、カットオフ周波数は5000Hzでかなり良いようです。
それで、本日、秋葉原の海神無線さん(かいじんむせん、ラジオデパート2F)へ行き、USAメキシコ製のDALE(デール)消し炭色の耐入力の小さな抵抗を購入しにきました。
何故海神無線なのか?
先ず、私と合うからです。
何を聞いても、丁寧で、的確に用途や使う場所によっての音質の差や、ノウハウをアドバイスして頂けるからです、とは言っても選ぶのはやはりこちらです、お店の方針なのか、絶対に押し付けて来ないのです、主観ですが、その海神無線さん(背の高い眼鏡をかけた男性)のアドバイスが私の感性ととてもマッチしているのです。
カットオフが変わると、やはり、アッテネーターの部品定数もかわります、簡単に言うと、ユニットの音量のレベル合わせです。
0.5dB1dB上下すると、まるで別世界になるのです。
特に我が家では、真ん中にある肝心要のドライバーがコーラルのAH-500ホーンと合わさった時の音質と、レベルがとても重要な感じなのです。
ユニット総てが各々に複雑に影響しあっていて、とても難しい調整になります。
ここが決まれば、ほぼ完成となりますが、その結果が楽しみです。
そして購入してきました。
ドライバーの抵抗はR-1が6.2Ωで、R-2が3Ωで約マイナス12dBです。
ツィーターの抵抗はR-1が4.7Ωで、R-2が5.1Ωで約マイナス8dBです。
帰って早速、素子の足をコンパウンドで磨き消磁して、例の如く、みのむしクリップで簡単に留めました。
今まで、ドライバーはマイナス10dBでした、想像ではかなりおとなしくなってしまうのでは?と少し不安もあったのですが、静かなのですがボケる事なく、ウーハーと上手く繋がったと思います。
低域は更に量感とのびが明らかに増しました。
それと、以前は10Wタイプの抵抗(同じDALE)でしたが、今回は2Wのタイプです、さて,これの意味するものは…このDALEの抵抗は酸化皮膜です、酸化皮膜にせよなんにせよ、これだけ繊細な所に、余計なものをつけるとそれだけ音が濁り、重くなり、細かいニュアンスが鳴らなくなります。
切れてしまうのでは?とみなさんお考えでしょうが?それはナンセンスなのです、私のはオールホーンのJBLです、ウーハーは誰もが使っている130Aで、それを軸として組んだシステムです、能率は101dBです、しかもボックスは4560です、そこにもしも1W等入ったらどうなるでしょう?間違いなく地響きがして、賃貸マンションから追い出されてしまうと思います、ましてやドライバーにそれだけの入力がもし入ったら、多分ドライバーは飛ぶと思います、ですから2Wで充分なのです。
みなさんが爆音と感じているのは思ったよりも、小さな出力なのです。
話しはそれましたが、今度はツィーターのレベルも上手くいった気がします、こちらはレベルは2dB上がったのですが、思った程キラキラした変な音もなく、薄くも明るくもならずに、やはり2dB上がり思った通りに鳴りました。
さてトータルですが、ドライバーやツィーターに少し値の高い抵抗が入ったおかげで、その電気エネルギーはウーハーへ還元された事になります。
それは何故か?
賛否両論あるとは思いますが、オーディオは交流信号ですから、R-1に入った抵抗により一部の電気信号は抵抗にぶつかり、逆に戻されウーハーにエネルギーとして還元されるのです、R-2はエネルギーをマイナスへ捨てる水に例えると水量調整をする役目ですが、そこにも同じ事が言えます、この現象はトランス式のアッテネーターやマルチドライブには殆どないことです。
そして、今回ツィーターの倍音成分も更にウーハーの威力に迄及んだ事は間違いありません
ですから私は、ネットワークの音が、鳴り方が、好きなのかも知れません。
コンデンサーのエージングは一ヶ月、抵抗は100時間を目安に私はみています、しかし、鳴らして一時間、どんどん変わってきました、一ヶ月後に決まるでしょうか?また苦しむでしょうか、この件はまたご報告いたします。