Concordレーベルの音
再生は難しいですが、私は昔から大好きです、1950年代のジャズも良いけれど、やはり音質が違う、Concordは静かで滑らかで、ダイナミックレンジが広く、楽器の音が総てクリアーでしなやかです。
1950年代のジャズの演奏内容はとても魅力的だけれど、特にピアノの音がポリンポリン(特にルディーバンゲルダーの録音)していて、実際の音とは、かなりかけ離れている、Concordの特にUSA盤は音が更に良いが、私は日本盤でも特に構わないと思う。
低音もタップリ入っているし、白人のミュージシャンが多いせいか、演奏内容が明るく品が良いと思う、私はバイブのカルジェイダーやドラムのジェイクハナやサックスのスコットハミルトンやピアノのジョンバンチやウッドベースのフィルフラナガンやウォーレンバシェのトランペットやギターのハーブエリスやクリスフローリーやカルコリンズ等が私は特に好きです。
埋もれていた優れたミュージシャンをたくさん発掘していて、聞いていると年代と共に若いミュージシャンはドンドン進化してゆく、今はみんな押しも押されもしないベテランですが、その過程を聞けるのがとても楽しいのです。
そして、やはりアナログレコード録音の全盛期の様な気もします。
総てが華やいでいたこの時代の録音は現代のデジタル録音がとうに忘れた、生命感が色濃く残っています。
みなさん音の良いジャズをたくさん聞きましょう。
シンバルの音のしなやかさ、強烈な、はったりのないバスドラ、それ以外のドラムの音、サックスの本物のリードの音やウッドベースの音、その他総ての楽器のしっかりした本来の音がびっしり詰まっています。
しかし、Concordレコードからその圧倒的な音を再生するのは、実に至難のわざなのです、私のスピーカーは以前1950年代のジャズが濃厚に上手く鳴っていました、でもその頃に聞いたConcordは明るく薄く少しうるさかったのです、それで自分の作ったネットワークがおかしいのだと気付きました。
私がConcordを今の様に鳴らせる様になったのは、ごく最近の事です。
因みに私がつかっているパワーアンプは、Cnncordが録音スタジオに導入していたCROWNのDC-300Aです。
聞いてみて下さい。