1dB2dBの微調整 ネットワーク
オーディオは本当に難しい。そう思った。下の音階を再生するドライバーとの兼ね合いがある。当たり前なのだが。
それがとんでもなく密接に絡んでいる。計算通りの部品が手に入らない。そして繋いでからのエージングの時間。カットオフ後の薄い倍音の繋がりなどで、音は物凄く変化するからだ。
三日前ツィーターのレベル調整は丁度良かった。しかし三日経った今日はかなり重心が下がり、少し物足りなく感じる。
新たに入れた抵抗の音の角がとれたのである。エージング終了である。でもそれだけではなさそうだ。厳密に言えば音はずっと変化し続けるのだが、新たな部品が音楽信号に馴染むのはだいたい100時間程度である。しかし変だ。
まるで部品定数が変化したかの様に、音が変化するのである。
それで私は何度も辛酸をなめた。つまりやり直しである。その場合、作ったものを一旦崩し、プラスマイナス固定抵抗を極端な部品定数から追い込んでいく事になる。その間は実験はおろか精神までおかしくなってくる。
またそれをやるのか…しかし煮詰まってしまった時、それが一番の特効薬なのである。オーディオは時間のかかる趣味である。しかし今の音はもの足りなく納得出来ない。なぜなんだろう。解明しなくては。