Technics EAS-9HH42の固定抵抗を再び外した。
去年の暮れに購入したツィーターである。年末に、新年を気持ち良く迎える為に、最後の悪あがきをしたと書いた。
もう少し待ってから固定抵抗を繋ぐべきだった、エージングが進み後一歩だったのだと思う。新年をあまり気持ち良く迎える事は出来なかった(笑)
マイナス2dBにしてあった固定抵抗は、確かに繋いだ時は上手くバランスしたと思った。
しかし一週間後。急にもの足りなくなった。そして昨日マイナス1dBにしておいたのである。昨日聞いて、まだ違和感と不満があった。今日聞くと幾分良くなった?気がした。
しっかり検証しなくてはならない。先ず日本盤の竹内まりやのリクエストをかけてA~B面を総て聞いた。おとなし過ぎる…次に強烈な音の入ったマイケル ジャクソンのBADをレコード(イギリス盤)で聞いてみた。駄目だボケてる。
思いきってツィーターの固定抵抗を外した。これでこそBADである。鋭角な電気的なパーカッション、マイケルの高く滑らかなフォーッ!がやっと聞けた。
オーディオは難しい。やはり抵抗は音を鈍らせエネルギーロスを起こす、マイナス1dB下げるのに、1Ωを直列(R1)に、並列に68Ω(R2)を繋いだのであるが、情報量はガックリと落ちる。1~2dB位の調整ならば、抵抗はつけない方が音は良いと思う。つける事によって失うものの方が多いからだ。
ツィーターは去年とは僅かの間に全く違う音になっていた。綺麗に高い周波数迄のびていて、重心が低く太い音になっていた。
やはり暫く何年も使われていなかったのだと思う、やっと欲しかった音になったのである。鳴らしていけばこれから更に変化するだろう。
やはりツィーターから音は聞こえず、中域のホーンから聞こえる。これはオーディオにとって理想的だ。
そしてメタリックな音は消えて、最低音はまた再び更に下までのびた。ツィーターの鳴り方はウーハーの帯域に迄影響する。間違いなく。
ツィーターのレベル設定はネットワークの部品の性質や本体の性質も考慮しなければいけない。しかし年明け早々いったい何をやってるのだろうかと思った(笑)