ツィーターの設置位置
以前は、ツィーターや他のユニットは、総て縦軸に並べていた。そして、あまりシビアに位置は気にしていなかった、何となく気になって位置をずらし、左右共に内側に設置してみた。
左右のツィーターは互いに15㎝ずつ近付いて、合計で30㎝近付いた事になる。
新居に越して来てから、左右の距離は以前と比べて1メートルは離れた。
最近やっと気が付いたのだが、このツィーターはもっと太く濃いソリッドな音がした筈である。
なのでコーラルAH-500の広がり初めと合わせて内側に設置してみたのである。
面白いのはその結果である。他の楽器まで音像が小さくなって聞きやすく感じたのである。シンバルのトップをカッツーンと叩く音が芯を伴い、とても濃厚になった。
今からすると、ただ鳴ってると言う色気のない鳴り方だった事になる。やはりテクニクスEAS-9HH42は名機である。一切シャラシャラした音はない。
暫く聞き込まなければ分からないがユニット同士は、縦軸に並ばなくても良いようである。となればセッテング方法は無限大になる。
しかし低音の暴れの様な音がツィーターの位置で抑えられた様な感じがする。
改めてユニット配置の場所の大切さが分かった。ツィータースタンドを作り、ラックとスピーカーボックスの間にホーンの位置に合わせて置いても面白いと思った。
それはなぜか?スピーカーボックスの上は物凄い低音の振動がある、後ろの壁から正確に位置を合わせて、ツィーターをボックスと隔離してみるのも良いかも知れないと思った。そして、音がとても早くなって感じる。
少し聞いてから色々試してみたい。
そして数日がたった。待てよ、やはりユニットの配置は縦軸が優れている。鳴り方が自然だった。
何かをやると音は確かに変化する。しかし、音が良くなったのとは、やはり論点が違うのである。
ウエスタンスピリッツでは、ユニットを総て縦軸に並べた方が良いようである。しかし、今回の実験は、これからのセッテング技術に於て、とても参考になったのも動かぬ事実である。