各々のオーディオ
オーディオは個人的な趣味である、色々な考えがあり、色々な方向や鳴らし方があるだろう。しかし、私はその中でも王道をいきたかった。
今、世間には団塊の世代が溢れてきた、時はベビーブーム子供を育てるのに大変で、金銭的な余裕がなくなり、いつの間にかオーディオはお蔵入り。
そして子供はやっと手を離れ、再びオーディオを始める。懐かしい音に再び再会するが、年月を経た機材は一つずつ壊れていく。
それではと、以前から雑誌で見てひそかに憧れていた高級品を揃えていく。そしてケーブル迄高級品で固めて、そのままただ聞いているだけ、高級品だから良いのだろう、そう思っている。
これが現代のオーディオではないだろうか?しかし気付いている筈である。昔若い頃に聞いた音と現代の音の差を、ツルンとしていて引っ掛かりがないただ綺麗なだけの音に。なんかつまらないなと…
そして一部の人はヴィンテージに手を染めていく。しかし、アルテック、JBL、タンノイ、マッキントッシュ、マランツ、オルトフォンの最高級品へと。ここがやはりお決まりのブランド思考なのである。昔から何にも変わっていない。
ケーブルはベルデンかウエスタン、それ以降は何にもしていない、せいぜいスピーカーを少し内側に向け、下にブロックかウッドブロックを敷いてる程度。
いくら色々な鳴らし方があるとはいっても、間違いは間違いである、しかし、貴方が信じている大手メーカー様は、良い音を売ろうとは考えていない。ただ利益の追求をしてるだけ。今はメーカーに音を心底わかってる方がいない。
私は、本当に様々なオーディオを他の人よりたくさん聞く機会に恵まれた。しかし、どこに行っても僅か数件を残し、実に惨憺たる音だった。
しかしウエスタンスピリッツは違う。やはり様々なやり方があるとは言っても、そのなかで正しい確かな答えがあると感じる。それが王道である。端子がいつも綺麗で、付帯音や定在波対策を講じ、床や機材の下がしっかりとしたオーディオ。
これに勝るものは絶対にない。そして優れた電源の取り方やケーブルの取り回しかた、コンセントに至るまである。そして、優れた端末処理方法と、それをしっかりと伝達させる優れたオーディオケーブル総て、これらが真にバランスしていればオーディオはまともな音を鳴らす。
どんなにお金をかけて優秀と言われる機材を購入し並べてもオーディオは貴方に何にも答えてはくれない。ただ普通に綺麗に鳴っているだけのレベルである。
安くても上記に書いた総ての条件が揃ったシステムに、高価なシステムはなんなく負けてしまう。ウエスタンスピリッツはこれを何度も経験した。
みなさん、何を使っているかではないのである。オーディオにジャズ向きもクラシック向きもない。総てがしっかりすればどんなメーカーでもなんでも鳴るようになる。でも録音は確かに1973年以降の録音のクラシックの方が格段に優れている。
ウエスタンスピリッツは、不特定多数の方にご理解願おうとは初めから思っていない。分からない人に話しても頼っている人を強く信じていて、考えようとしないから無理である。
しかし、世界でただ一人いつか分かっていただける貴方の為にブログを毎日更新している。
太過ぎるケーブルは高音が鳴らない、ホスピタルグレードの電源コンセントは医療の現場で使われるもの、飛び散った薬品や錆びなどの腐食に強い、しかし、音は無機質でつまらない。使う用途が違うからである。ではなぜつまらないのか考えないのだろうか、不思議で仕方がない、多分真剣に聞いてないので、わかないのである。変わったのと良くなったのは、やはり意味が違う。
ウエスタンスピリッツは度重なる実験の結果、失敗を繰り返し実際に検証してきた、そして間違いに気が付き一つずつ改めてきた、そして極上の音を手に入れたが、それでもまだ気に入らない。
それは一人のお客様からのお話だった。クラシックコンサートへ行くと、どうしてオーディオはこんなに素敵な響きの音に鳴らないのだろうかと。つまりホールを含めた源音と響きの事である。
それからお客様は過去に行かれたたくさんのコンサートへ行った時の音を目指し、ひたすら努力を重ね、今の様になっていったとの事だった。
そのお客様は、少しずつ順を追ってたくさんのノウハウを丁寧に私に伝えて下さった。その情報がウエスタンスピリッツの音に限界を感じていたが、最後の最後にそこから更に数段上に持ち上げてくれた。
オーディオとは九割の失敗と一割の成功である。しかし一心不乱に努力を重ねて行くと、オーディオはやがて貴方に少しだけ答えをくれる。オーディオとはそんな趣味であり、高額な機材をところせましと揃え比べる趣味ではない。
誰もそこに気が付いていない。マークレビンソンンの最高級アンプに換えた、マッキントッシュのアンプに換えた、そんなものは正直どうでもいいのだ。なのでウエスタンスピリッツは、これからも貴方の心に少しでも上手く伝わる様に、色々考えて努力し、色々な方向からオーディオをお伝えする。