葛西の友人、Nの試聴結果
一年と数ヶ月ぶりです、Nは気立ての優しい男で、私のblogを読み私の体を気遣ってくれたらしいのです。
実際両親の介護で私は正直確かに疲れています、しかし性格的に止まってはいられないのです、カビの生えた様なだらけた生活はしたくありません。
今日初め聞いた音は実に酷く、ツィーターが先に鳴り出すかのような鳴り方で、隣にいるNの表情がくもったのが分かりました。
「参ったなこんな音を聞かせる為に呼んだ訳ではないのにな」ツィーターが変なのでツーウェイにしようと、ツィーターをチャンネルデバイダーで絞った瞬間Nが「駄目だな」と言ったので、元に戻した瞬間Nが「うんっ?良くなったぞ」と言うので、リスニングポイントで聞いてみました。
成る程滑らかになっていて、全帯域鳴り方ががらりと変わっていました、理由を考えました、チャンネルデバイダーのレベル調整のアッテネーターの軽い接触不良だったのです。
「たまに回した方がいいな」そう思いました。
そしてNがピンク・フロイドの狂気をずっと見てるので「聞くか」と聞くとうんっと言うので、今日のラストに聞いたのです。
驚くほど上手く鳴りました、Nは家のタンノイもかなりだがこんな鳴り方はしないと唸っていました。
そして一言、文句のつけようがないと何度も私に言いました、「今のお前には勝てないよ」と言ってくれたのです。
私は、千葉のIさんにお伝え頂いた事を、自分なりに解釈して語るより先に確実に丁寧に行って来たのです。
その音質改善が一つずつ重なり、遂にJBL4560BKスリーウェイシステムは鳴ったのです。
Nは一言、「お前はこのまま止まっている事はないんだろう?」と聞いて来ました、私は「うんっ」と笑いました。
そして、二人で葛西に行き、楽しい酒を飲みカラオケに行き、次の約束をする事なく楽しく別れました。
付け加えますが、Nは元録音技師で物凄くシビアな男で、悪かったら悪いとはっきり言って来ました。
正直、今回の様に誉められた事は一度もなかったです。
N、ありがとよ。