輝ちゃん次の日
主治医からの連絡で少し安心して病室に会いに行きました、HCUから一般病棟のHC(ハイケア)に移るところでした。
父は、前日みた同じ人間とは思えないくらい回復していました、それにしても、ずっと同じことの繰り返しが少し気持ち悪いのです。
熱が急に上がり、震えだし肺炎になっているのです、抗生剤を投与するため、体内に水が必要になり、それで肺に水が溜まり、それを抜くのに利尿剤を投与しなければならず、その利尿剤が心臓に負担をかける。
誠に厄介な治療の繰り返しを何度もするしか仕方がないのです。
そして、後から色んな後遺症が次々に出てきて、またその繰り返しなのです。
今は薬が効いてるので一時的に落ち着いてはいますが、どうなるか正直私には分かりません。
そして父はこともあろうに、自分の葬式の話しを始めました、呆れた私は「少し話が早すぎる」と怒って来ました。
父は一言「分かった」と言ってましたが、少し笑える話ですよね。
若い頃自衛隊で鍛えた体を過信しすぎて、お酒を飲みすぎ、結局好きなお酒が父の寿命を縮めたのです。
私も父の子です、似たように私も大酒飲みです、もう若くないので気を付ける事にします。
とりあえずひと安心です。