1940年代から50年代ジャズのモノラルレコード
久しぶりのオーディオブログになります、人によっては気分を害される方もいらっしゃるかもしれませんが、書いてる事は総て事実であり、この件に関し私は何方とも論ずるつもりはありません。
ウエスタンスピリッツでは古くさくは聴こえません、寧ろ現代のソフトより録音は良いのではないか、オーディオが上手く端整に鳴るようになり理屈抜きでそう思います、よそ様で聴かせていただくと明らかに古臭く白黒の音でノイズだらけ、痛んだテープで聴いてるような古臭くつまらない音になります、それを世間では真空管アンプで聴いてノスタルジックと勘違いされてるふしがあります、ナンセンスですね。
大体は知ってか知らずかステレオの針でモノラルを聴いていますから尚更です、当たり前ですモノラルとステレオ盤は音溝の角度が違うのです、上手く鳴る筈がないのです。
そしてデンオンのDL-102や103やオルトフォンCAかCG25Dで聴いて、これで充分などと思っているのでしょうが全く違います、私はオルトフォンカデンザモノやバリレラを所有していて、比べると圧倒的にバリレラが優れています、カデンザモノは比べて総ての音が甘いのです、奥行きも広がりも楽器の分離も桁外れに違います。
バリレラ針は出力が高いためMMに繋ぐ事が出来ます、濃厚な音ですがサッパリしていて耳に絡んで来るような古臭く嫌みな音は鳴らしません、そして色気があり鮮やかな音です、しかし私が書いてる事はかなりのレベルのお話しで、あくまでも貴方のオーディオが極限まで鳴っていたらのお話しです。
これは自慢話ととられ兼ねないのですが、そうではなくウエスタンスピリッツはもうそこまでは辿り着いているのです。
モノラル専用のフォノイコライザーも購入してみたのですが、はじめからバリレラ針を聴いてみるべきでした、モノラル専用のイコライザーはバリレラ針には必要ありません、但しバリレラ針は針圧が5~6gと重いです、なので真価を聴くにはインサイドフォースキャンセラーも含め鳴らすのに経験とセンスが必要になります、とても難しいのです、音だけではなく音楽を深く理解する事が要求されます。
私は余計な物は繋がない方が良いと常々思っています、サッパリシンプルに堂々と鳴らしたいからです、色々繋いでる方の音はどこか鮮度が落ちておかしい、そこに気付いたからです。
別の何かを得るために必要な何かを失う、以前は必要と思った時期もありましたが、絶対にそんな事はないと今は思っています。
私は数少ない本物の生業の一人として、一切の味付けや誤魔化しは嫌いです、そして正直そんなオーディオシステムばかりです。
そして今オーディオは風前の灯火になって来ました、正直に商売されてるお店がどんどんなくなってきてるからです。
そしてピカ一のオーディオケーブルを時間をかけて完成しました、しっかりとした理論と経験と耳で間違いなく作ったリッツ線のRCAピンケーブルとスピーカーケーブルです。
貴方のシステムさえしっかりしていたらはっきりとその差が分かると思います、分からないのは帯域バランスが崩れているからです、帯域バランスとはユニットそれぞれの設置位置や能率を揃えるだけでは解決しません、聴いてみないと分かりませんが、色々な要素が原因で崩れます。
オーディオとは一つ一つ丁寧に積み重ねた事がシステムからトータルの結果として鳴るのです、機材のスペックの差だけではありません。
モノラルの再生はとても難しいのです、ステレオ再生が上手く出来ずにモノラル再生は絶対に出来ない、私はそう思います。