一日早いクリスマスイヴ
少し前、家内からの提案があった、24日も確かに家内は休みであるが『次の日が仕事なので気になってあまり飲めない、23日ならば昼間っから気にしないで飲めるよ』とのことだった。
確かに23日は私の好きなチキンレッグは売ってないかも知れないがまあ良いか?と思った、クリスマスイブイコールチキンレッグでもあるまい、それに私はキリスト教徒ではない。
家内と昼間っからワインやシャンパーニュを飲んで、楽しく遊べればそれで良いと思い昨日12月23日を今年のクリスマスイブのパーティーとしました。
昨日近くのデパ地下の食品売り場へ行ってみると、お目当て(柿安)のチキンレッグが売っていたので嬉しかった、パンなども買ってきて、一日早いささやかななんちゃってクリスマスイブをしました。
飲んだのは1999年もののアンリ・ジロー(アイ村ピノノワールのグランクリュ)のフェドシェーヌでした、購入したのは2017年9月7日でした、それからセラーの中で14度で湿度を保ち保管していました、三本購入した最期の一本です。
購入した当時少し寝かせ飲みましたが、当時の私にはまだこのシャンパーニュの素晴らしさが分からなかった、炭酸が適度に抜けて来ていて甘く感じました、しかしそれが柔らかくシャンパーニュ好きにはたまらないとソムリエさんから伺いました。
それから二年と三ヶ月の時を経て改めて飲んでみて、セラーで寝かせ保管することの大切さを実感しました、更に風味が濃くなり味も抜群になっていました、ラフランスのようでもあり、栗の花の蜂蜜のようでもあり、最期にすみれのような華やかな香を一瞬残しスッと消えて行く、潔いシャンパーニュになっていたのです、しかし余程の強運でもない限り二度と手に入らないでしょう。
しかし今年は夫婦共々疲れていたのか、シャンパーニュ一本でダウンしていまいました、そして気が付きました『もう若くはないのだ』と、歳をとり年代物のシャンパーニュをゆっくり鼻腔で楽しむのも悪くないと。
BGMはアナログでクラシック、ウエスタンスピリッツの音は抜群、柔らかで分解能に優れたハッキリしたサウンド、正にボケないアンリ・ジローとベストマッチ、とても楽しかったです。
一日早いクリスマスイブ、最高でした。
今朝の珈琲はマンデリンハニー、こちらも最高でした。
メリークリスマス!