自分は本当に正しく理解出来ているのか
自分の聞き分け能力を理解しないと先へ進めない、それぞれのユニットが作られたコンセプトや能率を正しく理解しないとLCネットワークを自作する事は出来ない、そう思います。
総てのユニットはあからさまに鳴ってはいけない、つまり鳴らないように鳴る、これが正解、ウーハーを絞らずそれを軸としてスコーカーやツイーターの能率を合わせるのが一般的です、つまりウーハーは絞らずオープンが鉄則です、ウーハーをアッテネーターで絞ると、低音がボケてしまうからです、低音が駄目なら総ては水の泡となるからです。
そしてユニットそれぞれを違ったケーブルでバランスをとるなどもってのほかです、ユニットは総て同じケーブルにしなければなりません、そしてマルチならば尚更機材は同じクラスの同じ型番で揃えなければ合わさって鳴った時に同期しません、よくあるシステム低音はパワーを要するため出力の大きなトランジスターアンプで後は真空管、これでは音色や入力インピーダンス等の問題で同期しなくなります、先ずは同じ型番の同じクラスのパワーアンプを揃える事でマルチはとりあえず成功と言って良いでしょう。
自分が気に入ってるからそれで何でもO.K.そんなに簡単なものではありません、ウエスタンスピリッツはしっかりプリからチャンネルデバイダー、そしてパワーアンプまで揃えております、なので呆れる程あっさりマルチによる帯域バランスをとる事に成功しました。
総ては自作LCネットワークを間違いなく作る事が出来たからだと思います、帯域バランスはとても大切です、真実は必ずある程度はあります、ただ何処かで間違えた選択をされてるから鳴らないのです。
理解出来た今は簡単に書いていますがとにかく失敗の連続でした、その時何処が失敗でどのように直せばいいのかを的確に見極め正しく改善出来るのかを良く考えて理解する事が肝心なのです、粘着質に丁寧にやって行くと答えは必ず出てきます、ただ自分が本当に音を理解できてるかも大切な事です。
要はそんなに激変するはずがないこれを理解する事です、一つずつの改善がやがて降り積もり、最後に大きな差になりシステムから鳴るのです、しかし僅かなその差をどの様に変化したのか理解出来ているのかがとても大切になります。
ほとんどの方はケーブルをモニターされても基礎が出来ていないため真実を理解できてないのが問題です。簡単に話すと鳴っていないシステムの音を良くする事は出来ません、オーディオは何処が肝心?お応えします、全部です。
例えばアコリバのRR-777の電源を入れて変化がないなどこれに当たります、我が家ではえらい違いです、切ると音がバラバラになりボケます、再びスイッチを入れると音がキュッとまとまります、この差を判らない方はオーディオの音質改善は無理だと思います、音質改善総てに言える事は改善されてもその差は僅かです、これを重ねて行く訳ですがやがてかなりの差になっている事に気が付く筈なのです、ケーブルの検証も同じです、作り方や色々検証していくとやがて答えが出ますが、パターンが膨大過ぎて殆ど公開していませんが、今は今以上のリッツ線はもう考えられません。
リッツ線研究はとても時間がかかりましたがもう答えが出ております、解った今は簡単に語れますがとにかく失敗の連続でした、ウエスタンスピリッツのリッツ線は確かに世間のケーブルよりは値段は高いですが、総てを揃えて欲しいのです、しかし総て揃えたとして他の機材に投資するよりは安いと思います。
そしてその真実を知りたくてシステムをまともにしようと色々な方向からオーディオを見つめゆっくりと所有のシステムの音質改善を行ってからケーブルの研究をはじめたのです、しかしケーブルも含め音質改善には膨大な時間がかかりました、そして機材の動作に支障をきたすスピーカーからの震動対策がとても大切な事に気が付いたのです。
床がしっかりしていたらそんな事は無意味だと話される方もたくさんいらっしゃるでしょう、しかし実際には違うという事を真剣にやってみると分かる筈です、ウエスタンスピリッツは一般的に語り尽くされたその遥か先の事を話してきたのです。
否定するのはご勝手です、しかしそれでは何故殆どのオーディオがウエスタンスピリッツのように鳴らないのでしょうか?みなさん理論的にはとてもご立派です、しかしお呼ばれして伺って聴いてみても実際は語った半分も鳴ってない、個人的にそう思います。
ですから毎回同じ事を口を酸っぱくして語って来たのです、こう思います『誰も分かっていないから鳴らせないのだ』と、一つ一つの音質改善は確かに私が書いてきたほどの効果はないでしょう、しかしその一つ一つを丁寧に正しく重ねる努力によって音質に天と地ほどの差が生まれます。
経験や知識は確かに大切ですしかし最後はやはり分かっているかです、やはりセンスが大切になることを知っておいてほしいのです、過去のブログをお暇な時に端折らず全部読まれ実行してみて下さい、実行されたら時間はかかりますが何故必要なのかが正しく理解出来る筈なのです。
何度でも話しますがオーディオは機材の能力を比べる趣味ではないと言う事です、そして老婆心ながらあまり中古の機材は使わない方がいいと言う事です、もう修理出来るところもしっかりした部品もそろそろ寿命が来ていると個人的に思っています。
そして何故真空管が淘汰されたのかを知っておく必要があると思います、やはり色々な意味でトランジスターの方が優れていると個人的に思います。
それにオーディオは貴方が思ってるより簡単にいい音にはなりません。