貴方は本当にオーディオにむいてるか
今年は二月から新型コロナの影響で外出が自粛ムードになったりみなさん大変だと思います、お元気でしょうか?しかし考えてみると新型コロナウイルスは世界規模で増加している風邪です、実際はコロナ以外のウイルスで毎日たくさんの方が亡くなっております、志村けんさんや岡江久美子さんが亡くなってしまいました、志村けんさんはもともと肺や内臓疾患を持っていたらしく、岡江久美子さんは乳癌治療の為抗がん剤で免疫力が落ちていたのが原因と聞きます、しかし有名人だったので近しく他人事とは思えなかった、しかし大ファンだったのでどことなく身近に感じお二人の死は確かには計り知れないものがありました、しかしあまり気にせず常識的な範囲で行動し暮らしていたなら大丈夫だと私は思います、少し過敏になり気にしすぎではないでしょうか?しかし少し気をつける事は他の人への配慮にもなり大切ですね。
さて本題へ、私の主観で語りますが世間のオーディオは何故何年経っても上手く鳴らないのでしょうか?個人的に不思議でなりません。
まずこの様に感じます。
1)上手く鳴らないのはご自分の機材の能力不足と考えている。
2)もしくは、それを理解出来ても何をどうしたらいいか分からない。
3)『自分のシステムは上手く鳴っている』そう思っている。
4)そんなに熱くならなくてもそこそこに鳴っていればそれでいい。
5)しょせんは録音されてるものを聴いているので、良い演奏や音を聴きたければコンサートへ行けば良い。
6)熱くなるのがそもそも格好悪い、馬鹿みたいだ、努力をしても音は大して変わらない。
7)生の音が良いのは当たり前、オーディオから生の音が鳴る筈がない。
先ずはその様な感じではないでしょうか、確かにそのとおりかもしれません、しかし私は違うと思います、これはオーディオと生の間に起こる違和感にほかなりません、違和感はどうやってもなくならない、だったらいっそのことオーディオ等やめてしまえばいい、私も含めそう思った事がある方もたくさんいらっしゃるのでは?
しかしそれでは少し寂しくないですか?自宅に居ながらにして巨匠達の残した素晴らしい演奏が何時でも好きなときにオーディオで聴ける、私はどうしてもそれが諦め切れず違和感の少ない鳴り方にしようと鳴らす努力をしています、経験とセンスを磨いたと言って良いでしょう。
しかし特にこのセンスと言うアイテムは誰もが生まれながらに持っているとは言い難いのも事実ですね。
センスとは出会いのチャンスや神からの啓示のような気もします、現に何をやっても何を購入しても的外れな方が現にいらっしゃいます『何故このスピーカーにこのアンプの?』みたいな、私はそれをこのブログにある程度書いてみようとしたのですが、どう書いても私が鳴らしたシステムの自慢のようにになってしまい上手に書く事が出来ませんでした。
なので色々な方向から書いてきたのです、そして分かった事はみなさんは面倒くさいのだと思いました。
確かに面倒くさいでしょう、しかしオーディオとはその様な事の積み重ねであり他に道はないのです。
オーディオに限らず勉強も仕事も何でも同じです、一足飛びに間を抜かし総てを理解する事は出来ないのです、そして基礎がないため行き詰まりつまらなくなってしまうのではないでしょうか。
でもそれは逆切れだと思います、ご自分の能力不足を露呈しているようなものです、ウエスタンスピリッツに来られ実際に聴かれた方はみなさん同じ感想を話されます『まともな音や鳴り方を初めて聴いた、しかし一見簡単そうに思えるこの音質の差は誰にも鳴らす事は出来ないとんでもない差に感じた』と、私はどなたにでも同じに応えます『いつも話してきた帯域バランスを理解しその帯域バランスを整える事です』と、しかしみなさん自分なりの考えでやってしまうため、的を射ていません、簡単に話すとピンボケなのです。
これが真に分かった時そこから人は動き出しそれぞれの音質改善をするのですが、私も通った道なかなか上手く音質改善に結びつかないのです、オーディオ機材がほぼ確立されているのならばその機材の能力の邪魔をしているのは、スピーカーが鳴るときに発する震動だと思います、床やラックがスピーカーと一緒に震動してしまい本来の性能を発揮していないからスピーカーも鳴らないのだと気付いたのです、そしてオーディオは上流がしっかりしている事も大切。
やはりセンス良くピカ一の機材を揃える事も大切ですが、その前スピーカーの下の床やラックをしっかりさせなさい、と言いたい訳です、本当に詳しい方に聞いてご覧なさい誰も異をとなえる方はいない筈です。
しかしものには程度がある、やり過ぎは禁物で過ぎたるは及ばざるが如しです、その理由はどんなに部屋を強固に造ってもその下には必ず水脈があり建物はまるで水の上に浮いてるようなものなのです。
この際水脈の事はおいておきましょう、次に電源をしっかりさせる事も重要課題の一つです、電源は読んで字の如し電気の源だからです、ここまでしっかりされた方が機材に拘るならばまだ話は分かりますが、それでも更にそれをあざ笑うかのようにオーディオには楽しい苦労が幾重に重なりたくさん待ち受けているのです。
ウエスタンスピリッツは更にその先の話をしてきたのです、正にケーブルがそれに当てはまり私は究極のリッツ線を完成させました、総てをしっかりさせたその後にウエスタンスピリッツのケーブルを繋いでみてほしいのです、その時にウエスタンスピリッツが今まで書いてきた内容が分かる筈です。
私はハイエンドも使いこなそうと努力したのですが、どこかのオーディオメーカーのお言葉『オーディオは音楽を忘れている』そう感じました、今はオーディオショップへ行ってみてもつまらなくなりましたね、高いものからしか良い音を聴けないかのような展示とご説明です、今のままではオーディオは駄目になりそうな気がします、つまらない時代になったものです、オーディオは値段が総てではありません、最後はやはり経験とセンスです御安心下さい。
オーディオはワイン造りと似ています、確かにあたり年の葡萄を使用するのも大切ですが、それだけで美味しいワインを造る事は出来ません、やはり寝かせる時間と保管場所とその方法もとても大切です、しかし飲まれた方がその差を本当に分かるのかが一番大切になります、オーディオもそれと同じです、分からなければオーディオもワインも無駄になります。
しかし寝かせても保管場所や方法が正しくてもその差はごく僅かですがその差がとても大きいのです、その僅かな差の為にワイナリーはお金と労力を費やすのです、分からない方にはプラシーボ効果程度にしか感じないのでしょうが、どうでも良いような小さな違いを感じそれを間違いなく重ねるのがオーディオなのです。
やはり持って生まれた感じる素質はとても大切です、この差が理解出来ないようであれば私がいくら話しても無理ではないでしょうか。
その違いとはかなりの差ですよ、オーディオはいくらお金をかけてもそれだけでは良い音は鳴らすことが出来ません、自分の能力はこの程度等と勝手に決め付けないでください、良い音はその遥か先にあります。
音質改善とは元の音を歪めてしまうようなあからさまな変化とは違います、その差を重ねて行く為には僅かな差を理解し分かるかどうかにかかっています、貴方にはその能力があるかどうかを知っておく必要があるのです。
貴方は本当にオーディオにむいているでしょうか?