貴方は人にないものを持っているか?
やはり持ってないと素敵なものを作ることが出来ない、しかし作れなくても見つける事は出来る、それに出会った時に必要なお金を持っているかどうかがその鍵となる、私はそんな時に必要なお金がいつもなかった、だから私には無理だと思っていた。
しかしそんな考えは全部間違えている、今の家が建って引っ越ししてきて分かった、『欲しければ必ず自分で一から調べ作ればいい』そう思った、そしてその思いは十年とかからず達成したのです。
でも色々考えた、オーディオには分からなくする悪魔がついている、しかし私には家内がいた、家内は変わった、私が分からなかっただけだったけど、色々やってはみたけど全部的外れで自分のオーディオの音は良くならなかった、その理由を家内は何処かで気付いていたのだろう。
それを私に気付かずに私にやらせようとしたのだと思う、家内には色々な現場に立ち合ってもらった、その結果の言葉『何処に行って聴いても良い音はしない貴方のオーディオは理想に近付いていて他とは音が違う』つまり聴きやすいと言う事だった。
私はその差の意味がまだ分からなかった、でも家内には私の最終目的が分かっていたのです、『私は人に出来ないものを作ること』、そんな我々にも少しのお金が入った事があった、そのお金で家内は私にものをいくら購入しても音が変わらないことを教えてくれた、つまりほとんど購入させてくれたのです。
スピーカーの下やラックや機材の下に板を敷くことやネットワークやマルチシステムになってもそれだけでは音は変わらなかった、そして思った、音を良くするには優れたケーブルを繋ぐしかない、そう思った、だから責任重大だったのです、機材やカートリッヂやマルチシステムが優れた信号を送ろうとも、ケーブルが駄目なら鳴らないのです、そのケーブルを 作ることが出来たのです。
これ全ては家内が一緒に居てくれたからなのです、優れたケーブルを作るとは全てを網羅しないと出来ないのです、生き方や世間に対する全てがまともな方向に向いてないと出来ないこと、それを理解させてくれた家内だったのです。
私は昔ウエスタンの単線が全てだったのです、今はウエスタンは使わず全てをリッツ線に置き換え今のケーブルを完成させました、間違いのないように色々試した結果だと言えます。
今でも更に良いものを作ろうとしていますが、今のリッツ線を超えるものはなかなか作れそうもありません、それが結果悪魔だと言えます、更に良いものはもう何処にもないのかもしれません。
しかし探すときそれは何処にでもあり結局何処にもないのかもしれませんね、そして本日2022年のニューイヤーコンサートのアナログレコードが朝の8:15に届きました、今年はバレンボイムです、仕事から帰った家内と夜にシャンパーニュを飲みながら聴きたいと思います、楽しみです。