[ お知らせ ]
この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

B&W MATRIX802S3の試聴結果。


昨日聞いて来ました。

ケーブルを納めて二週間、ずっと気になっていました、その方はセッティングをいつも気にして追い込んでいる方です。

メールからかなりの自信が伺えますが、独りでやってるので不安なのか、試聴に呼ばれたのです。

それと、頼まれていたオルトフォンCA-25Dのメンテがあがって来たので持参したのです。

MATRIX802は箱鳴りがなく、今はさすがに古くなりましたが、ユニットそのものの音を聞くハイエンドオーディオの草分けに私には感じます。

試聴結果ですが、サランネットが外してあり好感触、スピーカーが後ろの壁からかなり離れているのが気になりましたが、低音が低いところまで沈み込んでいません、後ろの壁から遠すぎるのです、今日みた限りでは、後ろの壁から50センチは離れています、それと試聴位置です、これもリスナーと近すぎます、倍音にならない内に耳を通過してしまい、音が消えてしまっています、それと試聴の椅子がリクライニングになっている為に、床から低いのもいささか問題と感じました、立ってみると低音はしっかり出ていますが、もう少し出る筈です。

B&WをCROWNのDCアンプで鳴らすと、セッティングが決まってない時によく起こる鳴り方です、その方のパワーアンプはD-150AでプリアンプがIC-150Aです、あまりない組合わせですが、中々のバランスです。

低いところまでのびないでボンボンと耳にぶつかってくる感じの鳴り方でした、アンプがCROWNならば、低音はもっと低いところから、軽くフワッと鳴る筈です。

その部屋は10畳なのですが、実際オーディオに使っているのは6畳位になってしまっています、スピーカーをもっと後ろの壁に近付ける事と試聴位置をもっと後ろに下げる事、スピーカーセッティングの為にスピーカーの下にキャスターを付ける事を提案して来ました、B&W MATRIX802S2には、おあつらえ向きに日本と同じ規格のスパイクを付けるネジが埋まっています、調度M6のネジでした。

そして、M6ネジ付きのスピーカーの下に付けるキャスターは二人で探して購入して来ました。

しかし、上記の様な試聴結果になったとは言え、最早、エビチリだったよ(私の大好物。おいしいの代名詞)、普通のレベルを越えて、かなりのレベル迄鳴っていますから、キャスターをつけても、もう影響はなしと私は判断致しました。

その鳴り方は我が家でも以前に経験済みです、多分同じだと判断致しました。

普通のオーディオレベルでキャスターを付ける事は出来ません、ある程度のレベルにならないと、不安定になり、エネルギーロスの方が大きくなり、更に低音が出なくなるからです。

今までは黒檀の三センチ角のキューブを敷いていましたから、スピーカーが細長く倒れやすいため、セッティングは容易には出来なかったのです、これからはかなり簡単になる筈です。

更に素晴らしいセッティング結果になる筈です。

それにしてもオルトフォンのCA25Dはちゃんとメンテナンスすれば天と地の差があります、人伝に知りましたが凄い匠がいるものです。

前回は針がレコードに上手く乗らず、音も割れていました。

今回は私が今までは聞いた中で一番音の良いCA25Dでした。

その達人はY市におります。

ダンパーの交換と針先の調整と、分解清掃とトータルの調整をされたと話していましたが、全く別物になりました。

オルトフォンのSPUも以前にメンテをお願いしたのですが、実に素晴らしい結果でした。

話しは戻りますが、B&Wはかなりの可能性のあるスピーカーだと思います。

こちらが手を加えると反応が早いです。

これからもその方のシステムは進化してゆく事でしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です