GAS テァドラ&アンプジラ
私はこの初期のアンプを少なくとも七セットは使いました、テァドラ2やアンプジラ2aではありません、テァドラとアンプジラです。
ある意味、今使っているCROWNよりは音は細身でダイナミックレンジは広いのですが、テァドラの左右のスライド式のバランスツマミの事ですが、これが変なのにあたると、本の少し動かしただけでフルパワーが入った様な音がします、バリバリッ!と凄い音がして気を失いそうになり嫌いでした(笑)
しかしGASのテァドラとアンプジラの初期の音はどこか真空管アンプの音を薄くしたようなところを感じていました、情熱的で鋭角でクッキリした力強い音だった。
中には内部配線が殆ど皆無でモノコック構造です、しかし、いかんせんグランド周りの接触不良が多く、DC漏れがありました、大体が半田した所の経年変化なのですが、そこがまた魅力なのですが、音はピカ一です。
GASのテァドラと、もう一つの名機、SUMOのザパワーと言うパワーアンプを組み合わせた時の音は今でも忘れられません。
この組み合わせはいずれ新居で復活させたいですが、今はもうCROWNが手放せない、話は戻りますが、余裕と空気感が他のアンプでは絶対に鳴らないのです。
かなり危ないアンプですが、設計者はSUMOも含め、アメリカのジェームスボンジョルノです、名前からして良いアンプを作りそうな感じしませんか?
F1マシンの様なものなので、電源をしっかり強化出来たら素晴らしいアンプだと思います。
それは今のCROWNも同じですが。
この先GASテァドラとアンプジラをしのぐアンブはもう二度と出て来ないでしょう。