固定抵抗はバランスが大切
火曜日の午後三時半に半田処理が終わった固定抵抗、ここ三日間色々なソフトを聞きまくっていました。
今回絞った数値はドライバーもツィーターも共に、マイナス12デシベルです、定数はR-1が6オームR-2が2.7オームです、何より6オームと言う特殊な部品定数を販売していただいた秋葉原の海神無線さんに大感謝致します。
固定抵抗式のアッテネーターは当たり前ですが、R-1R-2の定数バランスがとても大切です。
今まで私はアバウトに決めていました、こんなもんだろう0.2~0.4オームは大した誤差にはならないだろうと、ところがとんでもない、それでは上手く繋がらない筈です、そのバランスが崩れると、そこまでネットワークをどんなに追い込んでみても常に不満がありました、不満と言うよりは違和感です。
私はネットワークを追い込む反面、それぞれのスピーカーユニットのインピーダンスの管理をすっかり忘れていました、そう、つまり誤差の範囲を越えて、スピーカーのインピーダンスがずれて、カットオフ周波数までずれていたことになる訳です。
前回はアバウトにマイナス13デシベルドライバーを絞りました、上手く繋がってない事も原因の一つと考えられますが、鳴り方の感じは、ソリッド感が薄れ、情報量が明らかに減ったのです、ツィーターは11デシベル絞りましたが、これも上記のとおりなのか、全くドライバーと繋がらず、別の時限で鳴ってる感じでかなりの違和感があり、その鳴り方はウーハーに迄及び低域も減って感じました。
しかし前回、それがハッキリ耳で理解出来たのは、半田をして72時間経ってからでした、繋いだ時は違和感を感じなかったのです、ですから半田は処理してからやはり72時間は答えがでないのです、これはとても面倒だけれど大切な事です。
今回もそれを恐れていましたが、大丈夫なようです、半田を施した初日は、妙に元気がよく、段々こもった力のない音に変化して、二日目は何を聞いても明るく薄くうるさく力なく濁った感じになり、72時間経った今は総ての霧が晴れて滑らかで見晴らしが良くなりました、真価が分かるのにはもう少し時間がかかりますが、今までの経験から多分上手くいったと思います。
ソリッドな中に爽やかさ、重厚感があり、レコードレーベル各社の録音の違いが明確に分かり、とても全体的なバランスが良いです。
本当は、更に細かく調整したいのですが、部品定数が細かく揃わないので、また妙な事になっても困ります、なのでここで決まりです。
JBLは1950年代のジャズが特に上手く鳴ると思っていましたが、古いものが上手く鳴れば新しい録音はしなやかで情報量も多いものです、私は正直どちらも鳴らしたかったです。
上手く鳴らないレコードが減るのは良い事です。
今回私の部品定数間違いをご指摘された方がおります、それによって今回分かったのですが、忠告は素直に聞くものです、素早く行動をおこして良かったと思います。
スッキリしました。