B&WとJBLの比較再び
先日伺い試聴してきたB&W MATRIX802シリーズ3の音は、流石にメーカー品だけあり抜群に整った音でした。
その時私のJBLオールホーンシステムは、ツィーターだけ別に鳴っているような鳴り方でお話にならなかったと言う事です。
正直B&Wの鳴り方は低域に少し癖のあるのを除けば、ケチのつけようがないほど上手く鳴っていました、でもその癖のある低域は、丸くあいたバスレフダクトの特長かも知れませんが、特にバランスや位相インピーダンスの管理が絶妙なので、その効果は各ユニットの繋がりや低域ののびに繋がっている気がします。
あんなに低い低域は我が家のJBL130A+4560では鳴らないです、ところが火曜日にネットワークの固定抵抗をしっかり決めた今は、その低域はJBLの図太い音が追加され、私のシステムからもある程度鳴らす事が出来ました、でもこれは大変な事です。
そこで昨日私は一つ、昔にやって駄目だった実験を再度やりました、何をやったかは後にお伝え致しますが、驚きの効果がありました。
私のはウーハーの口径が大きいので動作はトロいのですが、あまり耳にからみません、それが音の太さに繋がり、むしろサッパリしています、また違った魅力があります。
定数変更によりずれたホーンとツィーターの位置が、なかなか会わず少し大変でしたが、何とか合わせました、機械ではありません、私の耳で妥協なく合わせるのです、いくらオーディオ専用のシミュレーションをするパソコンソフトを使いディスプレーを睨み数値上あっていたとしても、耳で聞くと私はどうしても納得がいきません。
オーディオは耳で合わせるべきです、シミュレーションソフトは所詮マイクで音を拾います。
話しはズレましたが、B&Wの音はウーハーが小さい為レスポンスが性格です、妙な音が出ません、それに対しJBLのオールホーンシステムはウーハーが大きい為音に色は付きますがそれがまた魅力的です。
B&W MATRIX802シリーズ3は今回かなり向上しました、大変優れたスピーカーシステムだと思います。
でもまだまだ鳴りますね。
オールホーンシステムとはまた違った、ボックスを鳴らさない現代のハイエンドサウンドの予感があります。
やはり時代は確実に進んでいます。