最近のCDプレーヤーの音質劣化
これは、私の部屋の電源のせいかも知れない、二年前にとある人から、貴方のCDプレーヤーは、時代遅れだから買い換えが必要だと言われ、買い換えた、ご指摘されたのは、気に入って使用していたマランツCD-34だった、その時は確かに時代遅れかも知れないそう思った。
配達は待つのが嫌なので、重かったが、持ち帰り聞いていた、元気のない綺麗なだけの、ツルンとしていて、引っ掛かりがないつまらないカセットテープがのびたような音だったが、こんなものだろうと思い、それからずっと聞いてきた。
マランツのスーパーオーディオCDプレーヤーSA7003である、その前は同じマランツのCD-72aだった、もう一つはCD-34、その二台を私は行きつ戻りつして楽しんでいた。
先日私は思いがあって、マランツのCD-72aを再度繋いでみた、音は比較にも何にもならない位良い、音は太く元気に弾んでいるではないか、私は何故新しいCDプレーヤーに変えたのか?また何故もっと早くこの違いに気付かなかったのか、自分に嫌気が差した、これならばCDはアナログよりは多少劣るが、つまらなくはない、特に優れた最近の録音ならば、アナログでは鳴らない様な太い重低音がCDは聞ける。
しかし余計な、要らぬ事を伝える迷惑な人がいたものだ、その人との会話はこうだ、私はCD-34を、故障は多いが、自分で修理出来るので、なおしながら愛着をもって、とても気に入って使っていた、とても故障が多い、そこがまたとても可愛かった。
言った方に、悪気はないのだろうが、音が時代遅れと言われた、CD-34は今ではもう古いが、やはり名機だと思う、因みにその方の鳴らしてる音は、我が家よりもずっと劣っている、多分今でも遥かに劣っている筈だ。
そしてあろうことか、何を購入すれば良いかと訪ねると、パイオニアのDVDの安いのが、なんと高級品のゴールドムンドと同じDACを使っているからそれを購入してみたら?との事だった。
気分が悪いので型番も思い出したくないのだが、実に酷い音だった、元気も音の艶も何もない、ゴールドムンドとは似ても似つかない音だった、聞いてみると中を改造しなければ駄目との事、呆れた…そんなものをプロである私に薦める事事態がずれている、それと私は、改造が大嫌いなのである、何故、人の作ったものを勝手に改造しなければならないのか、私はそのねじ曲がった根性が気に入らない、失礼である、改造をやっていらっしゃる方には誠に申し訳ないが、私は改造が大嫌いだ、だいたい滑稽でカッコ悪い。
そのDVDは、すぐに手放した、正に秒殺である、その時も私はCD-72aに戻したりCD-34に戻したりしてみて、CD-72aの方が音は太く鋭角だ、かなり現代的と感じ聞いていた、すると新しいのを使わないとどうしても駄目だと言うのだ、それで新しいのを購入したのだ。
その時も私は、実際に72aは上手く鳴っているので聞いてみて欲しいと何度もお願いした、忙しいし歳なので遠くて行けないとの事だった、ならば語るべきではない、こちらはプロである、失礼だなとは思ったが、独断でマランツの新しいのを、オーディオは物ではない、分かっていた筈なのに、他社のもクラスも比較して購入したのだ、それが結果今までこの音になっていた訳だ、おかげでブログにもCDはつまらないなどと書いてしまった、そしてまた無駄なお金を使ってしまった。
マランツの72aも34も私はいまだに好きだ。
特に72aに関しては、不満がない、DAC7、アナログ的な音だからだ、しかし迷惑な人もいたものだ、みなさん素人マニア先生様には気をつけよう、人の理解を越えている、ものを買い換えても音は大して変わらない、むしろ今回の様に悪くなる事が多い、私もそれを何度も経験してきたつもりだったのだが、馬鹿丸だしとなってしまった。
現代のCDプレーヤーはもう、音の良いものはあまりないと思う、別の意味で良いのかも知れないが、CDプレーヤーは現在、どんどん別な方向へ行ってるのだと私は思う、数も減り衰退している。
マランツCD72aは音量がリモコンで上下出来る、ダイレクトでなく、そちらにラインケーブルを繋げ、ボリュームを絞らずに聞けば、とてつもなく音が良い。
しかし迷惑な人がいたものだ、こうなると立派な公害である、自分よりも音の優れてない人の意見はあまり参考にならない。
ひと昔、ふた昔前の、マランツ、フィリップス、エソテリック、ワディアのCDプレーヤーは錯覚ではない、音が数段上だと私は言いたい、改造していなければであるが、改造したものは良い音しません。
理屈やスペックではない、オーディオである以上、大切なのは耳で聞いた音である。