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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
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0.08ф240本のリッツ線三日後エージング完了

このリッツ線の実験は、総て一定の長さで行っている。

0.08фを240本のリッツ線ラインケーブルが、初期のエージングを終えた。

なんてクリアーで、優しく強く綺麗な鋭角な、しなやかな歪みのない音なのだろう、そして柔らかく引き締まった重低音、0.08фでの実験はこれで終了となる程の音だ。

私は以前、電気に詳しい友人に聞いた、リッツ線に使う単線の径は0.12ф以上細くしても、表皮効果の改善効果の差は殆どなく感じた、との事だった。

私はヘソ曲がりなので、あえてそこを外し、0.29фと0.08фで実験してきた、0.12фに行く前に上下の音質の差をアバウトに知りたかったからだ、しかしアバウトとは言っても、リッツ線実験は今回、かなりシビアに行ったつもりだ、次は0.12ф単線を、教えて頂いたとおり、雛型である0.6ф単線四本と同じ断面積にして実験をするのだが。

0.6ф単線を四本と同じ断面積にするには、0.12ф単線をご指定のとおり、100本束ねるとジャスト同じ断面積になる、しかし表皮効果の改善効果は五倍になるのだ、その音質の変化は、今までの実験結果から、だいたい想像がつく、しかし分からないのは、中域から下の、特に低域から重低音域の効果だ、いくら細いとは言っても、今回実験に使った0.08ф単線とはかなり違いその差は2.25倍の断面積になる、その音質の差は、低域にも高域にも出ると推測している。

細い線をたくさん合わせ、円周を合わせた表面積を増やし、高周波のインピーダンスの低下を稼ぐのがリッツ線のメリットとされているのだが、結果は計算とはかなり全く違うものとなる。

しかし、これは珍説かも知れないが、たくさんの線の太さのパターンでリッツ線を作って聞き比べると、リッツ線は、ある本数から低域にも影響する事に私は気がついた、こちらは高域とは違い、合わせる線一本の断面積が関係していると思う、しかし高域もある本数から増やしていくと、減衰して感じるのも分かってきた、聞くのは耳だ、ここから先は、帯域のバランスが大切だ。

これにも、なにがしかの計算が本当はあるとは思うのだが、今の私には分からない、やはり聞くのが耳である以上、リッツ線の計算理論と、今までの私の経験がものを言うのではと、新たに作るにあたって、私は考えた。

現に0.29ф単線36本は、やりすぎで低域がクリアーでなくなり、全体的に突っ張った様に、うるさくなった、今回の0.08фもかなり優れているが、もう少し低域も高域も、聞いた感じの量が欲しいと私は感じる。

その中間に位置するのが今後の課題となる0.12ф単線100本のリッツ線の様な気がするのである、過去に作って聞いた結果を無駄には出来ない。

しかし0.12ф単線を複数束ねたタイプのリッツ線が、販売されてないため、作るのはかなり困難を極める、でも細さの限界と聞いている、頭を整理してやってみようと思う。

ある意味、その辺りがリッツ線ラインケーブルの限界(山場)なのかも知れないと、私は感じる。

この実験の前に私はもう一つの答えを頭の中で弾き出した、今までは計算で表皮効果の改善効果を割り出してきた、しかし私には長年ケーブルを作ってきた経験がある、今回0.08ф単線を240本使って、0.6ф単線四本に近い(少し太いが)断面積を求めた、結果何かが足りないと感じた、今度はそこにウエスタンではない日本のPEW(ポリエステル被膜)銅単線0.6фを一本追加してみようと思った、240本のリッツ線と0.6ф単線が合わさった音はやってみなくては分からないが、だいたい想像がついてしまったのである、ただ押し付けがましく、うるさくならないかが少し心配だ。

0.08ф単線240本だけでは足りない音とは、実在感みたいな音である、圧倒的な音の芯を一本広いリッツ線の音に追加したいのだが、やってみなくては分からない。

さて、私の過去の経験とケーブル作りのセンスが活かされると良いのだが、優れたオーディオケーブルを簡単に作る事は出来ない。

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