素線径混合リッツ線ラインケーブルエージング完了
このリッツ線実験は総て同じ長さで行っている、ブログが公開される頃は更に先に進んでいる。
遂に0.08ф150本と0.12ф27本の素線径混合リッツ線ラインケーブルは初期エージングを終了した、後は広いリスニングルームでシステムに繋げて聞いてみてどうかである、今の部屋では総合的な判断で優れていると思う。
バランスがとても難しかった、高域のレスポンスと広がりを多くするか、低い低域とその音の芯を多くするか、増減のさじ加減がとても難しかった、安定しないトランポリンの上で精密機械を組み立てる様なものである。
高域のレスポンスと広がりを重視しながらも、低い低域の音の芯を、0.12ф単線を増減させながら、決めていった、そして0.12ф単線を27本でワンセットとした、その根拠は、周波数は分からないが、ドライバーとツィーターの合わさる5000Hz辺りの周波数から僅か上下に優れた効果があるのと、0.6ф単線の優れた音の断面積と0.12ф単線を合わせた断面積(少しずらした)にした為に、表面積を増やし、合わせた0.08ф150本とは違った表皮効果の改善効果を狙ったものである。
それを混合したのである。
見事に決まった筈だ。
私が今のところ決定した素線径混合リッツ線ラインケーブルは、0.08ф150本と0.12ф27本を束ねてシールドして、プラスの線とした、マイナスはシールドしないで1.2ф絹巻単線一本とした、そしてその素材を各々絶対平行にして、絹糸を強く巻き付け、リッツ線ラインケーブルとした。
その音は、帯域広く、左右、上下、前後の距離を伴い自由に広がり、鋭角で尖った音を再生しながらも耳には刺さらない、重低音迄芯を伴いしっかり鳴らすリッツ線ラインケーブルとなった。
しかし、また更に他の何かを見付けるかも知れない。
さて問題は、このリッツ線ラインケーブルを色々なお客様のシステムに繋いだらどうなるかである、今回のリッツ線ラインケーブルを聞いたお客様がどう判断するのかである。
作った本人(ウエスタンスピリッツ)がどう感じるかではなく、嘘偽りのない客観的な意見が欲しい、それが一番大切である。