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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

友人が試聴に来られた

独りでオーディオをやっていると、時に迷走して良からぬ方向に走っている事がある、ましてや今回は未知の世界、システムの総てをリッツ線に総取り替えしたのである。

社交辞令はいらないからハッキリ言ってもらいたい、友人はシステムの音に関して、私に一切の社交辞令はない、悪かったらどう変なのか、良かったらどう良いのかをいつもハッキリ話してくれる。

しかも、いつも私が持っていない普段自分が聞いてるクラシックや日本の音楽のレコードを持参してきて、それで試聴するのだ、それが一番フェアな試聴ではないだろうか。

先ずはビバルディーの四季、指揮者はアーヨ、ひたすら静かに聞いていて、音のもたつきが全くない、滑らかで気持ちが良い、と話した。

次にONDEKOZA2である、太鼓の他に、琵琶と三味線の物凄い音が入っている、まるで鞭でひっぱたかれた様な鋭い音なのだ、奥行きがあり低音が良い、総ての音がストレスなく初めて最後まで通った、普通はこうは通らないよと言った。

次にホルストの惑星、指揮者はカラヤン、物凄い情報量だ、総て綺麗に再生されている、と言った。

次にベートーベンの交響曲六番、田園、指揮者はクレンペラー、総ての楽器の演奏が音楽的に繋がり、木管楽器やホルンが綺麗に聞こえたと言った。

次にアートペッパーのミーツザリズムセクション、躍動感があり、何の不満もなくのびのびと鳴っていると話した。

そしてテラークの盤でサンサーンスを聞いた、総ての音は見事に通ってしまった、と言った。

総てを聞き終わり一言、もう次元が違う、湧き出た水をそのまますくったような混じりっけのないクリアーな音だと言った。

でもお前に終わりはないんだろうな、常に進歩しなければ、お前は満足出来ないのだろう、それがお前なんだなと言った。

私は、では不満な点は?といつもの様に聞いた、すると、久しぶりで聞くから、音が上に寄ってツィーターの音が強く感じた、でもアートペッパーを聞いたらもう良いよね、と笑って話した。

私が感じてるのと全く同じ感想であった。

今日彼が持ってきたレコードは、アートペッパーを除き、総て楽に片面を最後まで聞いた、これはとても好ましい。

私は最後に、まあまあだな?と話した。

こんな試聴結果だった。

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