鳴り方が大きく変わった
鳴り方が変わったと言うより、やはりこのボックスはJBL4560BKなのだと思った。
階下からオーディオルームへ上がってきた、うんっ?今まで入り口のところでは鳴ってなかった重低音が鳴っていた。
これはノイズカットトランスがエージングを終えたのか、部屋が馴染んだのか分からないが、いきなり欲しかった重低音がとても低い周波数が軽々と鳴ったのである。そしてリスニングポイントを一メートル後ろに下げた。
やはり離れた所まで音が吹っ飛んで来る。そして定位が素晴らしい。今までの音はなんだったのだろうか。
音が痩せることなく、太ることなくステージが見える様だ。ラリーカールトンとロベンフォードのアンプラグドである。
しかし、何を聞いてもその鳴り方はもう変わる事はない。クラシックの交響曲やカルメンビゼー等のオペラが特にカッコいい、遂に鳴ったのを実感した。
スピーカーの前にあったテーブルも一メートルは後ろに下がった、結果、嫌な付帯音はかなり少なくなり、柔らかな軽い低い低域が大きな風の様なスケールを伴い鳴っている。
正に桁外れである。努力の甲斐があった。こうなって欲しくて努力してきた。しかし妥協なく理想の音が完璧に鳴った訳ではないが、理想の音はもう近い。そんな気がしてきた。
そして安心して鬼太鼓座ベスト(おんでこざ)を聞いた。たるみのない引き締まった重低音が轟いた。
壁が音圧で、内側に引っ張られてるのが分かる。しかし、床は共鳴しない、スピーカーから離れて聞くのは凄く良い感じである。 もう全く遠い感じはしない。
JBL4560よ、もっと俺に揺るがない力をくれ。もっともっと鳴れっ!こちらの頭が逝ってしまいそうだ。