MCヘッドアンプ
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
早速ですが、最近ブログを過去から読んでいただいた方が増えたのか、DENONのHA-500の事を書いた過去のブログに拍手が増えている。それともヘッドアンプ党の人工は、以外と多いのだろうか。
一時期MCヘッドアンプは、音が軽く薄く明るく、重厚な音のMCトランスに勝てないと話す方が多かった。ご多分にもれず、私もその中の一人だった。つまり強い思い込みだったのだと思う。
もう、トランスもヘッドアンプも使わず、MMカートリッヂを聞いていた時期があった。
私が三十代の頃、オーディオはデジタル主流になり、まだネット等もあまり普及しておらず、情報も少なかった。特にアナログは衰退し、しらけていたからである。でも私は、ずっと今でもアナログ党である。
今から三十年位前のお話しである。それまでは街の電器屋さんでも、気のきいた拘りのあるお店ならば、カートリッヂは数は少ないが、まだ購入出来た。しかし、いっとき穴が空いたように、急になくなってしまった時期があったのである。
でも、同じ三十代後半に、個人的に私が師匠と後に認めた方に、所沢のヴィンテージオーディオショップで出会った。
その出会いは正に、点と線だったと今でも思う。師匠はウエスタン党であった。その方に、トライアッドのHS-1で、MCトランスを作っていただき、持参していただいたのである。
まるでトランスが入っていないかの様な、おとなしいトランスの音がした。陰影が深く、なかなかの音がしたのを覚えている。そのHS-1は、今でも所有している。
しかし、三年前に少しの思いがあって、DENONのHA-500とDL-103を購入した。少し苦労したが、その組み合わせはベストと思われた。
そして、ここのところオルトフォンのSPUを繋げてHA-500を聞いていた。しかし、やはりまたDL-103を繋げて聞いてみようかと思っている。
それはなぜか?オルトフォンSPUA/Eは楕円針なので、モノラル再生がかなり厳しいからである。
DL-103は丸針なので、何でもそこそこに鳴ってしまう、しかも安い価格で。その何でもそこそこが、今大切と思えたのである。
個人的にカートリッヂは、何度も行きつ戻りつしているが、DL-103とSPUはカートリッヂの王道だと思う。
他のカートリッヂも複数所有しているが、個人的にいつも、長く使うのはやはりこの二つなのである。これが私の個人的な答えの様な気がする。
可もなく不可もない、これで良いのではないだろうか、しかしヘッドアンプだけは、ずっとHA-500なのである。
多分、完全に壊れたりしなければ、これからもずっと変わらないと思う。
ヘッドアンプよ永遠に。