ウエスタンスピリッツの独り言
個人的に行動もせずに、ものを申すのを好まない。そして気をつけていても、安易に実験結果を他人に漏らしてしまう。
そして少し経ち、色んなソフトを聞いていくと、その結果が次第に時間と共に少しずつ変化して、結局良くないと分かる事もある。もうこれを繰り返したくないと思った。
ウエスタンスピリッツは、過去にこの状態を何度も繰り返している。だから今回は時間がかかったが。密かに実験を行い、時間をおいて結果が出たと感じたらブログに公開する事にした。
これから書いてる内容は、実際は少し前の結果である。実は去年から静かに暖めていた。
例の如く、ウエスタンスピリッツは、新たに配線したリッツ線のスピーカーケーブルを、少しでも早く馴染ませようと、エージングCDをリピートさせて、大きめの音量で二十四時間ひたすら鳴らしている。
まだほど遠いが、やはり、馴染んで来ている。しかし、もう少しエージングの時間を伸ばさなければならないかも知れない。
なぜなら、理由は分からないが、リッツ線は他のケーブルより幾分時間がかかる様である。
エージングによる変化が遅い気がする。ここは焦らずジックリ行きたい。もう過去の様に、あまり持論をひっくり返したくないからである。
それと、せっかく新たに完成させた四種のラインケーブルをしっかり試聴して、正しい答えを出したいのである。いくらこちらが努力しても、駄目なものは駄目なのである。それを今回しっかりと見極めたい。
今回のラインケーブルは特に、ハーネスで仕上げた二種類のノンシールドタイプがあるからである。シールドタイプはずっと作り続けて来たので、違いは剥離の仕方だけである。
シールドタイプは、音は掴んでるつもりである。多分リアルな太い再生音になる筈と思うが、ハーネスのタイプは久しぶりなのである。
そして、ノンシールドのハーネスのタイプもリッツ線の方は、やはり、剥離の仕方が以前とは大きく異なる。それが音質に影響しない筈がない、そう考えている。
剥離の仕方と作り方の効果が合わさってどう変化するのか?ここをしっかり聞き分けたいのである。
その為に、今回新たに繋いだリッツ線のスピーカーケーブルを、しっかりエージングしたいのである。
厳密に言えば、何時間でエージング完了なのかは分からないが、鳴らす時間や、色々なソフトを実際にたくさん聞いてみる時間がどうしても必要なのである。
今のところ帯域バランスも整っていて、リアルで柔らかで、なんとも言えず良い感じなのである。強いて言えば、様々なジャンルを上手く鳴らし分けている感じである。これはケーブルのレベルが上がり、システムの鳴り方が正しくなったと言える。
しかし、過去はそれが落とし穴となった事もある。ケーブルは時間と共に駄目に聞こえてくる場合がある。なので今回、値段も含め慎重にならざるをえない。
去年リッツ線を研究開発して完成させた。そして、モニター応募を募った時、スケベ根性から値段を左右ペアで六万円に値上げしてしまった。そして身の保身から、恥の上塗りで、このブログで、文字変換ミスと嘘をついてしまった。申し訳なかった。
値上げの件も含め、ウエスタンスピリッツは、リッツ線の剥離のしかたも反省したのである。しかし、良き方向を探っていた、暗いトンネルの中にいる様な日々が続いていた。
そして、やっと優れた剥離剤(ロックリムーバー)をみつける事が出来た。剥離の仕方もよく考え、更に妥協なく丁寧に行う様にしたのである。
その結果、リッツ線の抵抗は、ウエスタンスピリッツが使用してるのは、安価なものではあるが、LCRメーターの1000Hzのレンジで計ると、以前と比べ、明らかに0.03Ω下がった。
リッツ線は、高周波の抵抗を下げる為の理論の元に開発された作り方である。しかし今回、1000Hzのレンジで計っても、明らかに抵抗は少ないと分かった。
高周波や低周波のレンジは、実際に持ち込み、大手メーカーで計ってもらった。驚異的な数値だった。公開は先方のご都合で出来ないが、担当者は驚いていた「あり得ない」と。
抵抗は端子を付けない状態で、116㎝の長さのラインケーブルにおいて、0.01~0.02Ωである。
さて、この差が音質にどう作用するか、ノンシールドタイプのハーネスの作り方も含めて。しっかり聞き分ける為には、ウエスタンスピリッツのシステムのケーブルや音質が、同じレベルになってないと正確な答えは弾き出せないと思ったのである。
それでウエスタンスピリッツは今回、スピーカーケーブルも総て、ラインレベルにしたのである。
話はお値段に戻るが、以前と同じ、左右ペアで一メートル四万円での販売を決めた。そして一ヶ月無料で四種のラインケーブルのモニター応募を募る、その為に必要な時間をもう暫くほしい。
結果が良好ならば、必ずブログで完成とモニター応募スタートを公開する。購入されるかされないかは貴方のご自由、ただ聞いてみたいで大いにけっこう。
ウエスタンスピリッツは、様々な方の、社交辞令のない試聴結果を聞きたいのである。そして、真意を問いたい。更に優れたオーディオケーブルを作る為に。
しかし、この軌跡の総てをお知りになりたければ、ウエスタンスピリッツの呟きを、お暇な時に総て最初から読んでいただき、失敗も含め、何かの参考にしていただきたい、その時間をさいても損はしないと思う。
ウエスタンスピリッツは、ずっと失敗の連続だった。しかし今は、重ねた努力と失敗のおかげで色々反省し改善して、あり得ない位上手く鳴ってきた。
この馬鹿な一人の男の呟きを踏み台にして、私よりも遥かに最短で、失敗する事なく、少しでも早く良い音を手に入れてほしいと願っている。ただ、それだけである。
そう願い、毎日呟いている、これからもずっと。