ブログに出てくる低い低音とは
今回の内容は、リッツ線の試聴の前の事を書いている。そして、このブログに度々出てくる本当に低い低音の事です。
カウントベイシーのウォームブリーズや、マンハッタンジャズクインテットのVSOPや、ハリーアレンのキングオブスイング等に録られている。奏者が、バスドラを軽く踏んで鳴らす素敵な柔らかい低音の事です。
以前調布に住んでる時に、秋祭りに使われる巨大な太鼓を叩いた機会があった。強く叩くとあまり低い音には感じないが、軽く叩くと凄く低い音が出たのを思い出した。
太鼓はオーディオに例えると、ドロンコーンの様なものに感じる。叩いた方がウーハーで裏に張ってある革は、ドロンコーンに例える事が出来ないだろうか。
話しは戻るが、その様な低い低音が、現代のCDにはけっこう録られている。強くベダルを踏んだ音はドンッと鳴るが、その低い音は全く違うのである。
調整卓で作った低音かも知れないが、多分30Hz位だと思う、その低音を気に入ってしまったのである。ウエスタンスピリッツはその音を手に入れる為に努力したと言っても過言ではない。
しかし、その低音を鳴らそうと色々実験すると、中域や高域も音が研ぎ澄まされて来るのである。
正しい方向に進んでないとその低音は鳴らないようである。ウエスタンスピリッツでは、キャスターを木の角材で浮かし、リッツ線を繋ぐと、その低音が鳴ったのである。
今回ハーネスしたリッツ線を完成させた、そのケーブルもその低音を再生出来るのである。ウエスタン0.6㎜単線を四本では、あまり鳴らなかった。
しかし、かなり鳴って来たが、まだ目指す量までは鳴っていない。これ以上鳴らすにはもうケーブルでは限界があると判断した。多分もうユニットは鳴ってるのである。
後は床の補強しかない気がするのである。