オーディオの音を本当に追及出来るか?
先ず、オーディオショップは貴方の見方か?残念ながら違うと思う。それ以前に、オーディオショップの店員がオーディオを分かっていない。
分かっていないお客様と分かっていない店員がいくらお店で聞き比べ、アドバイスを受けて機材を選びチョイスしても、優れた音は構築出来ない。
店舗というものは毎月色々なメーカーのキャンペーンがある、いわゆる利益の取れる商品に販売員の成績があり、それをクリアー出来るのが優れた販売員と評価されるからである。
そんな店舗にあまり知らないお客様がお金を持って行くと、格好のカモになるのは間違いない。私はそれが嫌になり、秋葉原の高級オーディオ販売店を辞めたのである。
お客様には自由に選ぶ権利がある、しかし現状は違う、上手く高額なキャンペーン商品に導かれ購入させられてしまう。
もっと簡単に話すと、店舗で良いと思える素敵な音が鳴っていない。電源が駄目だとか、セレクターを通しているとか、そんな理由ではなく、先ずお店は、売れなければならない。
一販売員の私が良いと思える鳴り方にセッティングしても、売り場の方針がコロコロかわり、動かされてしまう。
やはりお店は、良い音を売るより、利益の追求が先に来てしまうのである。会社である以上その経営方針は確かに分かる、しかし現実お客様は良い音になることを願い大枚を叩くのである。でもお店は違う、これは悲劇だ。
手前味噌になるが、私がお作りし納めたケーブルは、二十年経って再度伺ってみても、外れてる事は一度もなかった。しかしそのケーブルと比較したであろう市販の高級ケーブルが、たくさん外されてゴミになって転がっている。これが答えなのである。
ウエスタンスピリッツは市販のケーブルと音質が五十歩百歩ならば、何も自分の肩を痛めたり自由を減らしてまで絹巻きケーブルを作りはしない、明らかに優れているから作っているのである。
リッツ線だってそうである。何も丸二年もかけて毎日毎日優れた素線の系や、その優れた本数迄検証しない。
今までにない本物のケーブルを作りたかったから、そうしたのである。メーカーはいつもたいして変化のないものばかり作っている。何年経ってもただ芯線をアバウトに増やし、もっともらしい能書きを付けて、いたずらに高額な値を付けて市場に出すばかり、何の進歩もない。
真剣にオーディオをやっていればこのブログを読んだだけでご理解いただけると思ったが。どうやら世間のオーディオはかなりずれているらしい。
良い音を鳴らすと言うよりは、何を使っているかが問題らしい。誠に嘆かわしいがそれが現実だと思う。
しかし、ただ一人だけで構わない、また出会っていない貴方の為に私は呟く事にした。
ただ一人の方を見つけるのは、そして出会うのは何時になるか分からないが、大変な事だと思う。
私の過去のブログをお暇なときに総て真剣に読み漁り、自分のものとしてほしい。私の様な失敗をすることなく、素敵な音を構築して、いつかウエスタンスピリッツを遥かにしのぐ音を間違いなく誰より早く構築してほしい。
ウエスタンスピリッツはそう願っている。