スピーカーやラックや機材の下
前回は、スピーカーの下に付けていたキャスターと耐震ジェルを外しました。それでも尚、音質改善は不充分でした。
しかし、ここに辿り着く前にとても必要な内容だったのです。それにしても、前回からここに来るまで実際は一ヶ月かかっています。
スピーカーやラックや機材の下に、厚さ3㎝の赤タモの集積材を三枚張り合わせ、敷きました。張り合わせ持ち上げてみると、かなりの分厚さと重量でした。部屋に敷いた赤タモの集積材の総重量は、何と300㎏になりました。
1つお断りしておきます。スピーカーの下に敷く板とラックの下の板は別れて分離してないといけません。なぜかと申しますと、スピーカーからの振動がモロにラックに伝わってしまうからです。これでは効果ありません。最低でも10㎝は離れてるのが理想です。
スピーカーの下は板を床に直にベタ置きに、ラックは、板の下の床に分厚めの低反発のバスマットをベタに敷いて、その上に張り合わせた板を乗せ、キャスターと耐震ジェルを外したラックを乗せました。
そしてCDの下とラックの上に乗ってるプリアンプとMCヘッドアンブやアナログプレーヤーの下やノイズカットトランスの下やパワーアンプの下にもガッツリ赤タモの板を張り合わせ敷きました。
そしてスピーカーの下には、1㎝位の青黒檀の木を後ろの真ん中に一つ、前面下に二つ、三点支持で敷きました。
振動は、出来るだけ小さな響きの良い硬い木材で受け、素早く下の重ねて敷いた面積と質量のある木材へ逃がすのです。先に行った荒杉の大きな角材を敷くのとは、今回はかなり意味合いが違うのです。でも荒杉の大きな角材がヒントになり繋がりました。
ラックは、バスマットをガッチリ敷いてあるので、かなり床からの共振が減衰します。特に、アナログのハウリング対策に効果があります。
その上に重ねて張り合わせた板とキャスターの外れた重量級(150㎏)のオーディオラックが乗り、機材の下にも木材が敷かれているので、機材は歪みのない本来の動作をするのです。内容を読んでるだけでなんとなく良さそうでしょう?
この方法は、他のどんな振動対策より圧倒的な効果がありました。しかし、私はもっと低い低音が欲しかったのです。そして、この頃、音はまだ少し、特にドライバーの再生帯域が汚くうるさかったのです。
でもこの頃は、かなりの音になって来ました。
まだまだ続く。