回路とメカ
オーディオである以上肝心なのは先ずは出音です。そして、デザインも大切です、視覚的な要素も音質に絡んでおります。
そして、音質を決めるのは優れた回路設計にあります。更に、機械的に優れたメカ部分、この両方が合わさり、初めて優れた鳴り方が形成されるのです。
ところが昨今、メカのプロフェッショナルが少なくなって来たと感じるのです。スピーカーやアンプならば、極限迄設計し製造すれば優れたものは出来ると思いますが。
CDプレーヤーやアナログプレーヤーはそうはいきません。スピーカーから床を伝わってくる振動の影響は、大きく音質を左右するのです。
回転系やトーンアームは動作が滑らかならば、後は使う側の腕やセンスに関わって来ます。
しかし、床からの振動やパワーアンプの電源トランスの唸りは、経験のない素人には、どうにもなりません。
私がずっと苦しんでやっと解決したように、対処の方法とその理由である振動のメカニズムは並大抵では解決出来ません。
必要なのは、ズバリ、インシュレーターです。昔から何年経ってもこれだけは解決しておりません。
回路屋さんと機械屋さんの連携が上手く出来ていないからです。それとメーカーは、あまりインシュレーターを重要視していないと個人的に思います。
次々とスペックの優れた高価な新製品が発売されて、もう多分ほぼ完成されてるのに、一番肝心なインシュレーターがこの状態では、どうにもなりません。
それにしても、CDプレーヤーを含め、マスタークロックジェネレーターやDAコンバーターは、総額6百万円を越える商品など、とても一般人には購入出来ません。
それこそ熟年離婚になってしまいます(笑)それでもハイエンドオーディオとして、売れる事をメーカーは気が付いてしまったのです。
みなさん、オーディオは使っている機材の値段やスペックではありません。間違いのない経験とセンスです。
そしてそんな機材しか作る事の出来ないメーカーにも責任があります。
しかし、正しく経験を積んで腕を磨きご理解出来たら、オーディオは必ず至福の時を貴方に授けてくれるでしょう。
メーカー様の、ありがたいご対応を待っていては、何時まで経っても音は今のままです。
ウエスタンスピリッツは、解決致しました。
回路屋さんと機械屋さんの壁を、ウエスタンスピリッツが埋めたのだと勝手に思っております。
そして、本題からはそれますが、多分色々な好みを遥かに越えて、ウエスタンスピリッツが研究製造したリッツ線は、最高のケーブルだと自負しております。
かなり引き締まった絹巻きケーブルなので、他のケーブルより慣らしのお時間はかかりますが、膨大な情報量があり、まともな音になると思います。
このケーブルを正確に検証する為に、ウエスタンスピリッツはシステムをまともな鳴り方にしたのです。
オーディオは、回路的な事はほぼ完成しています。後はメカ(振動)の問題だと思います。