前後関係
オーディオを長年やっていますと、色々なインシュレーターを敷いてみたり、オーディオアクセサリーをつけたり、実に様々な間違いを犯してる事に気付くものです。
出来るならば、オーディオアクセサリーは自分で作り、精度高く作りたいものです、アクセサリーメーカーは、利益を追及するため、あまり良い素材を使ってないのと、見た目は綺麗ですが、細やかな肝心な所の精度が甘いのです。
私は消去法でシステムを進化させて来ました、それは何故か?その時は変化したので良くなったと勘違いしているのです。しかし、本当に良くなったのと、ただ変化したのとは別のお話しなのです、アクセサリーを付けすぎて、ちんどん屋みたいになっていたこともあります。
数年後外してみると、大体は外した方が音が軽やかになったりして、真意に気が付くものです。
そして、ウエスタンスピリッツは、グランドの取り方が汚かったので、妥協なく出来る限り半田で留める等して、ケーブルの長さを最短距離で綺麗にシンプルにしました。
音の変化は見違える程でした。静かで滑らかな方向へ変化していくものです。
それからウエスタンスピリッツは、出来る限り端子は使わず、ケーブルや素子のリード線同士をからげて、半田で留める方向へ進んだのです。
音は、どんどん重心の低い清らかな方向へ変化を遂げたのです。
いつの間にか情報量が増えて行ったのです、今まで良いと思っていた他人のシステムを聞いて、自分のシステムのレベルアップに気が付いたのです。
どうでもいい様な細かなところ迄丁寧に行う事を常に心がけました。
丁寧に行うとその少しの差がやがて降り積もり、確実に重なって行くのだと思います。
成功させる為には真剣に聞いて、行う前との細やかな違いを聞き分ける事が大切ですね、良く聞いて今の音質をしっかり掴む事なのです。
これが前後関係です。