ディスクスタビライザー
絶対に外した方が良い、それは何故か?センタースピンドルとレコード盤の穴は、軸からのゴロをうけるので、エネルギーロスを起こす為、強く接触してはいけません。
スタビライザーはそれを更に強く結びつけてしまう為、本来は当たり前のように乗せてはいけないのです、なぜメーカーはこぞって製造販売したのでしょうかさっぱり分かりません、売れれば何でも良いのでしょうか、素人が勘違いしても仕方がないと思います。
レコードは、レコードの重さだけで本来は充分なのです。
わざわざそれを嫌い、センタースピンドルアダブターを抜いて迄も音質を稼ごうとしたメーカーがあったのをご存知でしょうか。
私も使っていましたが、ロクサンのザークシーズか、リン・ソンデックのLP12(どちらも有名な高級機)のどちらかです、歳をとり少しボケて忘れてしまいました(笑)
その機種は、元々センタースピンドルを細く作っており、その上にセンタースピンドルと同じ太さのアダプターがあり、レコードを乗せた後に、そのセンタースピンドルアダプターを抜いて、ディスクスタビライザーを絶対に使うなとの説明でした。
そこで私は、レコード屋さんの店主がいつも話していた事を思い出したのです。
日本のレコードは精度が優れているので少ないのですが、輸入盤の場合、たまにレコードのレーベルが穴の内側に巻き込んでいる場合があるのです、そのままではレコードはフワッとスピンドルに収まらず、キツキツな状態なので、そこにカッターの刃先を軽く当てて、グリグリ回し巻き込んだ紙のレーベルを剥がすと、穴は僅に大きくなりますが、音が伸びやかになるのです、音質は全く異なります、ボケるのではなく落ち着くのです。
これと同じ事です、それとレコードを置いた後に、トントンとレコードを押し付ける動作をする方を良くお見受け致しますが、これもタブーで、その動作をする方や、ディスクスタビライザーの使用者で伸びやかな良い音を鳴らした人を私は一人も知りません。
ディスクスタビライザーはある意味、依存性なのです、スタビライザーを置かないとレコードが滑ると勝手に思い込んでいるのは当の本人だけ。
他に原因があることに気が付かないだけ、つまりスタビライザーを置かなければ上手く鳴らない方向にシステムを調整してしまっている、または錯覚?精神衛生上の問題?これではお話になりません。
私もかつてはそうだったから言えるのです、現在のウエスタンスピリッツのアナログはガチガチの丸裸です、僅かに木材の力を借りておりますが、一切の小細工はこざいません、故に大変だったのです、なので経験を積んだセンスが大切と話すのです。
普通の方はこんな事語らないでしょう?でもそれでは読者を馬鹿にしている、それでは分からない方が哀れ、私はそう思うから真実を語るのです。
ウエスタンスピリッツのJBLは、能率が高く(101dB)高感度ですから大変なのです、大きいが故に付帯音が存在する、しかし、付帯音は味方につけるもの、ユニットが小さいから低音の質が違う?それは詭弁です、イコール低音を耳でタップリと感じない、それは感度が鈍いと思います。
皆さん、ディスクスタビライザーを外して、しっかり鳴るようにしたいものですね。
後は電源の極性を変えてみるのも面白いですよ、総てはトランスの設計にもよりますが、トランスの巻き始めに繋ぐのが一般的ですが、それではトランスのコアを背中に背負うため、抑えのきいた生真面目(少しボケて聞こえるが、実はそれが正解)な音になります。
やり方はコンセントを逆に繋ぐだけです。
反面コンセントを逆に繋ぐ事で、トランスのコアから解き放たれる為、コアから離れるから華やいだ音になるのです、これをどこか一ヶ所で行うのですが、この聞き分けにも経験からのセンスが必要になるのです。
上手く鳴らされてる方は、このへん実に巧みですよ。私もノウハウなのでblogでは呟きませんが、実に難しいのです。
試し方は今刺さってるコンセントを逆に刺すだけ、最近の三ツ又コンセントはケーブルを繋ぎ変えなければなりません。
そして直ぐに判断するのではなく、三日間はそのまま聞きましょう、その後元に戻すと分かると思います。
ベストな極性を探してみても構わないですが、これもまた地獄の一丁目です、迷宮にはまらないようご注意を下さい。
とにかくディスクスタビライザーは最悪以外の何ものでもありません。