大型スピーカーならマルチ
小型スピーカーでマルチは効果が薄いと感じます、むしろフルレンジの鮮度(情報量)を落とす結果に繋がってしまうと思います。
しかし、ウエスタンスピリッツの様に、JBL4560BKを軸としたような、大きなスピーカーシステムならば、何かは犠牲になっているでしょうが、やはりマルチの音は鮮度が上がります。
しかし、それがフルレンジの小型スピーカーならば、付帯音や分割振動が少ないため、ノイズカットトランスさえ鮮度を落とす原因に繋がりますね。
私は、オーディオ機材総てに単独電源からノイズカットトランスを八台繋ぎましたが、システムが大型だからバランスしたのかも知れないと思っています。
しかし、ノイズカットトランスにもデメリットがありますが、音の鮮度は多少落ちるのですが、心に訴えかけるような音になる為、ノイズカットトランスを繋いだのです。
そしてマルチにするには、スピーカーやラックの下の床の強化や、機材の下に分厚い木材を入れたり、パワーアンプは他の機材から隔離するように、パワーアンプ専用のラックを作らなければなりません。
そしてプレーヤーをテクニクスの往年の名機SP‐10MKⅡに交換したりカートリッヂをOrtofonのcadenza BLUEを新品で購入してみたり、MCヘッドアンプを干渉の少ない新品の乾電池式に交換したり、そして、総てにウエスタンスピリッツの絹巻きリッツ線のケーブルを繋げたのです。
ですからウエスタンスピリッツは、短期間の間にマルチシステムにして成功したのです。
ただマルチにしただけでは、ここまで登り詰める事が出来なかったのです。
原因と結果を良く考えてみて欲しいのです。