英ちゃんの思考回路
今日はオーディオのお話しではなく、大切な母親のお話ですが、しばしお付き合い頂けたら幸いです。
アルツハイマー型の認知症は進んで来ました、デイサービス等時間を決めた約束事が駄目なのです。
その段になると体温計で熱を計りだし断る理由を探すのです、その理由付けが実に巧妙なのです。
自分の好きな時間に出掛け、好きな時間に帰って来たいのでしょうが、世の中約束事で動いております。
本当は熱もありませんし具合は悪くないのですが、頭の中で風邪を作ってしまい、本人は風邪をひいたと感じているのです、つまり痛みを作る脳の様です。
歯医者さんからも見放されてしまいそうです、新しく作った入れ歯を捨ててしまい、古くて合わない方を着けてるのです、普通の方には考えられないのでしょうが、認知症とはそういう病気なのです。
母は新しい入れ歯は作ってないと言うのですが、確かに作ったのです、その歯を一日で壊してしまったのです。
それを治したのですがまた二週間で壊してしまったのです、そして残っていた新たな入れ歯を捨てて古い入れ歯を着けて歯医者に行く始末、これでは新たな入れ歯との噛み合わせが合う筈ないですよね。
この普通の事が母には全く理解出来ないのです、しかし私の大切な母です、見放す事は絶対に出来ません。
母さん、俺を生んでくれてありがとう。