ロードレーサー
私は個人的にイタリア車のデ・ローザのネオ プリマト(クロモリフレーム)が少し重めですが好きです、長い時間19Cの空気圧の高い細いタイヤで走っても、あまり疲れないのです、多分フレームが私に合っているのだと思います。
十五年ほど前に世田谷の経堂に住んでいた頃、毎日100㎞は走っていました、走ってる時、必ず一分間に90回転のケイデンスを守っていました。
重いギアをかけて走っていると、膝に負担がかかり足がパンパンになってしまいます、ツール・ド・フランスを観たら分かります。
たくさんの選手が走っていますが、みんな似たようなギア比で走っていてあまり外れたギア比の選手はおりません、それが一分間に90回転のケイデンスです。
足の力(踏み足引き足)で走ってるのもありますが、やはり心臓の力で走った方が足(膝)の負担が少なく、遠くまで早く行く事が出来ます。
しかし、初めからそのギア比で走る事は出来ません、訓練が必要ですが、意識して練習していると自然に出来る様になります。
私は新宿通りから水戸街道に入り、ひたすら六号線を走り水戸まで走った事がありますが、帰り道突然向かい風になりかなりきつかったです。
往復で230㎞だったと思います、では何故その様になったのか、朝五時に世田谷から浅草まで走り、浅草のドトールでジャーマンドックとアイスコーヒーを注文。
そこから柏の先のやまだうどんまで走り、こともあろうに素うどんだけですませ、水戸までの往復を走ってしまいハンガーノック(体内にエネルギー源がなくなった状態)を起こしてしまったのです。
部屋に帰っても真夏なのに寒くて、ガクガク震えが止まらなくなり、家内が帰宅するまで布団の中で震えておりました。
家内が帰宅して、つけ麺を作ってくれましたが、何にも食べられそうにありません、しかし一口食べるなり、がつがつ総て食べてしまいました。
そして、指の先まで血液が行き渡るのが分かりました、ビールを飲むと直ぐに酔い睡魔が襲って来ました。
自転車で遠出をされる時はウィダーインゼリーやクッキーのような甘い物を、ウェアーにしのばせておき、小まめに食べ、水分も補給しましょう。
ハンガーノックは時に心肺停止状態になり、死をまねく恐れさえある恐ろしいものです。
ロードレーサーは派手なウェアーを着てヘルメットを被りサングラスをしてさっそうと走るのです、当然人目をひきます、小さな子供が見ています、絶対に交通法規を守り、車の邪魔にならないよう正しくまっすぐに車道を走りましょう。
いくら法律で勝っても痛いのは貴方です。
ロードレーサーはタイヤが細くリムも細いので歩道を走ると縁石でリムを曲げてしまいます、必ず車道を走って下さい。
チューブラータイヤも魅力ですが、個人的にパンクをしても修理出来るWOが良いと思います、素人がチューブラータイヤをはいても大してスピードは変わりません。
暖かくなったらまたロードレーサーに乗りたいです、自分以外の動力はなく、そこまで走り抜いた達成感は素晴らしいものです。