輝ちゃん緊急搬送
九日の月曜日の事です、お昼に行こうと階下へ降りて行くと、父が初めて「しんどい、入院した方が良いかな?」と言いました。
少し考え、家内に連絡しました、家内も入院に賛成です、去年から数えこれで七度目です。
家内には早退してもらい、帰宅した私は水をコップ一杯飲み、直ぐに救急車を要請しました。
問診の結果、そのままかかりつけの総合病院へ、検査の結果、貧血が急激に進んでおり、あまり良い状態とは言えず、輸血をして緊急入院となりました。
ドクターのお話では「いつ何が起こっても不思議ではありません、もう限界に来たのかも知れません」との事でした。
父よ…もう一度復活して欲しい。
何故父が何度もこの様な事になるのか、原因は認知症の母のせいなのです、今回も父を入院さたいと言ったのは母なのです。
しかも母は病院へは行きたくないと後から帰宅した家内に言ったそうなのです、お家の一大事です、それでもめんどくさいのです、普通自分の伴侶が入院するのに行きたくないなど考えられません。
多分母は父の面倒をみるのが面倒になったのです、全くどうにもなりません、そのくせ私の食べ物は好みを知っていて、忘れずに買って来るのです。
家内の帰宅が遅いので、私も食べずに待っていて一緒に食べるので食事はいらないと言ってるのにです。
しかも我々が帰って来たら「お父さん帰って来た?」と聞くのです、父と母の話を総合して入院させたいから救急車を要請したのです、外来で入院は難しいのです、呆れて顔を見るのも嫌になりました。
しかし、これで父も狂った母の顔や、噛み合わない会話から逃れて、少しは元気になって欲しいと思うのです。
狂った伴侶と暮らしていると、まともな父までおかしくなって来ます、ましてや父は一日中母と一緒なのです。
引き離す意味も含めて今回の入院は、良かったのかも知れません。
でも父には家にいるのも、入院するのも地獄なのです、入院など誰だって退屈で痛い検査の連続で嫌な事です。
それでも狂った母といるよりはましなのだと思います。
しかし、ウエスタンスピリッツは、総てやる気が潰えてしまった、父の見舞いに行き風邪をひいてしまった様です、昨日の夜から熱を出してしまったのです。