父のお通夜と英ちゃん、時々、イシノラボ
写真は、昨日届いたイシノラボのパワーアンプです、実際は同じものが二台です。
私と家内はは昨日、セレモニーホールで細やかに打ち合わせをしたり、家内はその足でいったん遠い勤務先へ戻り、残った仕事をこなし、私はあちこちに連絡をとったり、目の回る忙しさでした。
夕方姫路から叔父さんと叔母さんが出てきますのでお迎えに行き、父と会いたいと言われたので、セレモニーホールへ再度みんなで行きご焼香をしていただきました。
父の顔には何のわだかまりもなく、とても安らかな顔で今にも起き出しそうです、私達夫婦も最期に少しだけ親孝行が出来たのかな?父の顔を見てそう思いました。
しかし、あろうことか母は私の家内の事を「あまり好きでない」とポロっと叔父さん叔母さんに言ったそうです。
当然お二人は呆れて怒りました、母はアルツハイマー型の認知症なのです、言葉は悪いですが怒りが込み上げ、初めて母をぶっ飛ばしたくなりました。
そして夕方初めて、自分も家内も朝から何も食べてない事に気が付きました。
叔父さん叔母さんに焼き肉をたらふくごちそうになりました。
しかし話は少しそれますが、昼間にいったん我が家へ帰った私は、イシノラボの残り二台(ドライバーとツィーターに繋がる)パワーアンプが届いていたので、繋いでいるのです、これで総て揃いました。
父が「お前の仕事だろう、しっかり繋げろ」と言った気がしたのです、その時ウーハーの繋ぎミスが発覚したのです。
いきなり凄い実力です、このまま鳴らしていくと良くなるのは明白であり、イシノラボの実力を思い知りました。
我が家に帰り、再度家内と聞きました。
やはりマルチシステムは、総て同じメーカーで統一されなければなりません、当たり前ですが、ノイズは全く出ません。
家内はこう感想をのべました、「分厚く穏やかで、静かで奥行き広がり上下の音の幅が格段に広がり、ハーモニーとして溶け込んでいるにも関わらず、総ての楽器はハッキリと分かれて鳴る、正に生そのもの」だと。
まるでアンプなど通してないかの様な音に思わずうっとりし、レコード一枚があっと言うまに終わってしまうのです。
もう、オーディオとは思えません。
人間どんなに辛い時でも火事場の底力が出るものです。
あれだけ母には頭が臭いから、必ず今日中にお風呂に入る様に何度も伝えたのです、でも明日頭を洗うと言うのです、このままでは母は多分明日父の通夜には出られないと思います。
何故ならば母は時間が覚えられず、風呂に長く入ってしまうのです、頭や体を洗った事すら忘れ、何度も洗ってしまい、その結果お風呂に三時間位入ってしまうのです。
その結果、動悸が激しくなり、長湯をしてしまい、父の通夜に出れなくなってしまうのは明白です。
認知症は大変な病気なのであって、私はその中でオーディオをやっている訳で大変なのです。
そして、これから父の通夜が始まるのです、我々夫婦はしっかり父を送りたいと思います。
叔父さん叔母さん、色々支えていただき感謝致します。