良い音の定義
ひとくくりには出来ませんが、私なりの主観で語ります。
一番大切な事は、尾ひれはひれ付かずに原音に忠実である事、オーディオは録音されたソフトを再生するものなのですが、実はかなりの情報量がソフトに収められているのです、殆どの方が諦めその中の半分も再生出来てないのが現状です。
それは何故なのでしょうか?他にも様々な原因が考えられますが、オーディオは複雑な回路で構成され、例えば1Hzの信号を再生するのに、プラスから入った信号がスピーカーに入り、マイナスから出力され端末まで落ちる事で初めて1Hzとなります、そしてこの1Hzがすぐに動きすぐに止まるこれが理想です。
周波数の数値が高ければそれだけ往復の数は増えるのです、しかもオーディオは交流です、真に複雑怪奇な事が起こっているのです、読んでるだけで理想の音を鳴らすのがいかに難しいのかが分かります。
そしてオーディオは複雑な回路を経てスピーカーに信号を届け続けています、その距離なんと数十キロ先まで届け続けてるようなものなのです。
その回路を信号が通ってるうちに尾ひれはひれついて、しまうのです。
しかし、思った程音は歪んでいないのです、聴力は視力に比べ感度が鈍いからです。
後はメカ的な問題です、オーディオは総てが継ぎ接ぎだらけです、ネジ留めや半田でたくさんのパーツを留めているだけです、その寄せ集めとご理解下さい。
ですから、私は接点をしっかりさせなさい、と話して来たのです、回路に比べその変化の差は僅かなものに感じるのでしょうが、これらが重なっていくととんでもない差になり、最後音に出るものなのです、私は色々やってみて何度も体験してきて、今の音になったのです。
CDプレーヤーのドライブメカやアナログのトーンアーム等、オーディオのメカは精度は出ているものなのですが、動く所が多いので、結構甘いのです、そこがスピーカーからの強烈な低音振動でやられそこが弱点になるのです、トーンアームは調整と振動対策でかなり改善されますが、CDは正直メカの改造は素人にはできません。
ここを改善する為にウエスタンスピリッツは、たくさんの音質や響きに優れた板やインシュレーターをあちこちに敷いたのです、下に敷く木材の質量でスピーカーからの振動を吸収し、インシュレーターで機材本来の振動を下の板へ素早く逃がす為と、木材の持つ美しい響きを再生音に追加させる為です。
特に最近気に入ってる楓の木は、クラシックの弦楽器に使われております、ピアノは桜の木です、ピアノのスケールある音を再生したいなら、桜がいいです、弦楽器をフワッと軽やかに再生したいなら、楓の木です。
これらはすなわち、原音に忠実に再生する為に行った事なのです。
いくらケーブルで音が変わらないと言っても、ちゃんとした理論の元に作られたケーブルで音が変わらないわけありません。
それは素人が作った巻きの甘い絹巻ケーブルしか聞いた事がないので、分からないから言える事、ウエスタンスピリッツの絹巻リッツ線ケーブルは、他のいかなる絹巻ケーブルとも音が違うのです。
良い音の定義とは、躍動感とか透明感や付帯音とは無縁の、そこで弾いた楽器そのものの、よけいな音のない、影のある音の事です、そんな鳴り方聞いた事ありますか?ウエスタンスピリッツはかなり近いです。
だから、今更何もしないのです、上手く鳴らすには余計な音をなくし、録られたそのままを嘘偽りなく鳴らす事です。