大型スピーカーを使いながらも
もっと軽々とした低音を再生したい、そう思ったのです、以前のウエスタンスピリッツのサウンドは、地響きのするような一見迫力満点の、ドカン!ドカン!サウンドでした。
しかし、鳴らしているうちに、ハイエンドをたくさん聞くうちに『この方向は間違えてる』そう思うようになりました、約一年前の事です。
そして、機材の総取り替えや届く前にお膳立てをしました、その結果、やはり古い機材は部品や接点が経年変化を起こし劣化してるのが判明しました、想像どおりだったのです。
私は一部ハイエンドに切り替えましたが、その答えも確かにありますが、答えはそうではなく、機材にはやはり寿命があると言う事です、修理しながら使っていましたが、またすぐに似たような状態の故障が起きるのです。
さすがに嫌になりました。
ハイエンドになったからと言うよりは、部品の寿命が頭に浮かんだのです、メンテしながら使っていると分かりますが、CDやアンプはグランド廻りの接点が経年劣化を起こしてるのが分かります、それとリレーやコンデンサーの容量抜けが多く、オリジナル部品も多く、殆どが揃わないのです。
メンテしてる所はバージョンアップとして、愚にもつかない修理をしています、個人的にオリジナルを超えるメンテなど何処にもないと思います。
自分では出来ないメンテを他社に依頼したこともありましたが、闇雲に容量を上げたり、バージョンアップとしょうし性能が落ちたものもたくさんあり、魑魅魍魎の世界と思います。
私はそのバージョンアップとやらがつくづく嫌になったのです。
そして、自分でメンテしていただいた総てが次々に大切な時に壊れていきました。
そして思いました、こんな事をしてる時間があるなら、総て保証のあるハイエンドなり優れたマルチシステムを作ってくれる方に依頼した方が良いとの結論に達したわけで、別にハイエンドでなくても良かったのですが、私は生業なので、自分の耳を信じて揃えた訳です。
その結果、やってみるまでもなく、ハイエンドのCDはなんなく微調整されたアナログに遠く及ばない事が分かった、それだけのことです。
いかにしっかり調整されたアナログが凄まじいか分かりますか?お話しになりません。
色々やっていくと、低音は軽やかに低い音階まで沈み込みます。