すべてに敷いていたもの再検証
昨夜家内と聞いていた 、思うところあり、機材やノイズカットトランスやその下に敷いてきたインシュレーターを一つずつ聞きながら外していった。
外す毎に中域の音の縛りは減少し、聞きやすくなり嫌な音は減って行った、更に癖みたいなものがなくなった。
その嫌な音とは、楽器にはない中域のポワンポワンした耳に絡む音だった、実際のクラシックコンサートではその様な事はなかった。
インシュレーターの音そのものの音に感じた。
そしてほぼ外してみた、外すと音は俄然軽やかに変化していった。
しかも低音は低い方に伸びていった、外せば外すほど、音は軽やかになり、更に低い音階を鳴らすように変化する。
高域もさらに劇的に変化した。
これの意味するもの、今まで敷いてきたインシュレーターが駄目だった事を意味するのでは。
しかし自分がいいと思い決定した事なのである。
音をボカす方向のようだったのである。
私は総てクリアーな方向、全く逆の方向である、これがオーディオの怖さでもある。
音をボカすなどとんでもない、しかし後日外すかも知れないが、アナログプレーヤーの下だけは残してみた。
今回も消去法になったが、私はオールホーンスリーウェイマルチシステムである。
総ての帯域はやっと今のシステムなりに整ったと思えるが、帯域バランスとは実に微妙なものである。
ノイズカットトランスの時もそうだったが、一カ所試し良かったからと、総てに通用するものはやはり何処にもない。
また今回のように極端にやってみないと正しい答えは見付からない事もある、私はこれを何度も経験してきた、オーディオとは実に難しい。
音とは総て軽やかで抜けの良いものだと感じる、その軽やかさが鳴らないと、素敵な低い音階は上手く鳴らないと思う。
昨日のブログは、時には色んな方向から、冷静に自分やシステムをみつめてみなさいと言いたかったのです、ブログとは難しいと思った。
ウエスタンスピリッツの音にはまだまだ先がありそうである。
また持論がひっくり返るかも知れないが、余計なものを外した音は解き放たれ、今のところなかなかグッドだと思う。