荻窪の櫻井洋一さん再来訪
地元の駅で待ち合わせ、ランチをしてから我が家に到着。
今回は、先日聴いていただいたtechnics S P‐10MK2と、SP‐10Rを聴き比べてみたいとのご要望だった。
音質の違いは、とてもセンスのいい方なので、間違いなく掴んでいる筈、しかし百聞は一見にしかず、それで本日の再来訪となった。
私の感想は、どんな音が入ってもビクともしない、しっかりした穏やかな音である、80万円の価値はあった。
しかし櫻井さんの音も半端ではない、歴代のアナログプレーヤーの名機(八台)や、カートリッヂやトーンアームを沢山所有され、その総てはコンセプトを持って総て間違いなく使い分けられている。
一台しかない私など足下にも及ばない、それは分かっている、しかしそのような方に聴いてもらいたい。
お互い半端ではない、人様に笑われようが、好きにオーディオ人生を歩んで来た、楽しみである。
櫻井さんは聴かれた感想をこう仰られた「ウエスタンスピリッツサウンドはもう完成されている、我が家(櫻井邸)では低音が出過ぎている、しかしウエスタンスピリッツで聴くと低音はしっかり鳴っている、我が家ではこうは鳴らない」
私はこう答えた「ウエスタンスピリッツのスピーカーボックスは、低い低音が鳴らない設計になっているが、それは音を遠くに飛ばす為、櫻井さんのスピーカーでこのように低音を抑えようとすると、美味しいところがなくなってしまう」
私はそうお伝えさせていただいた。
今日は気温が低く直ぐにエアコンを切った為、technics SP‐10RのS/Nがひきたった感じとなった。
櫻井さんは「あなたがブログに書いたとおり重心の低い音で、我が家の音に似ている気がする」このお言葉はとても嬉しかった。
櫻井さんは一言「いいね」私はもう余計な言葉はいらない野暮である、そう思った。
「素晴らしい音で楽しかったよ」最後に笑顔で言っていただいた。
櫻井さんこれからも宜しくお願い致します、今日はありがとうございます。