2019年ニューイヤーコンサート
昨日、千葉県の佐倉市民音楽ホールに行って来ました。
今年は、ウィーン・シュトラウス・フェスティバル・オーケストラでした、ニューイヤーコンサートは、毎年人気なので去年のコンサート終了後、席を予約していました。
今年で多分、佐倉市民音楽ホールで聴くニューイヤーコンサートは最後になるだろう、理由は後ほど。
指揮者がヴァイオリン奏者もかねていらした、ある意味、指揮者としては変わり者で、とても観客の拍手回数が多かった、しかしそれが会場と一体になり音を作っているのが、私には分かった。
ソプラノ歌手は四曲、唄ってくれた、背は高いが、お顔がとても小さく、こんな小さなお顔と細い身体のどこから、あの様な強い素敵な声が出せるのかと思ってしまった。
最後のラデツキー行進曲では、舞台から、奏者全員が降りて、客席まで来て演奏してくれた、こんな事ははじめてだった、あまりのことに、客席は全員総立ちとなり拍手をしていた。
そして我が家に帰り、購入して来たCDを家内と晩酌しながら聴いた、これはもはや錯覚ではない、妥協なく本物とそっくりな鳴り方だった、これが開発したリッツ線の答えだと思う。
家内と目を丸くして見つめあってしまった。
今までどのようなシステムでも絶対に聴いたことのない、のびのあるザラザラしたシンバルの感じや、音階のあるトライアングルのような素敵な音をはじめて聴けたからです。
何時までも文化の違う日本で聴いていても始まらない、やはりニューイヤーコンサートはウィーンの本家本元、ウィーン楽友協会のホールで、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを聴かなければならない、そう思った。
それは何故か?ヨハン・シュトラウスは、木管楽器に重点をおいた音づくりをしていると感じたからです。
日本のホールは狭い、予算も足りない、結局、フルメンバーを呼ぶことが出来ない、それ以前に楽器のコンディションもある、ウィーンと日本では気候が違う、それではニューイヤーコンサートを聴いた事にはならないと思いませんか。