エージングの時間
分かりやすく初期のエージング時間を、72時間と書いてきました。
しかし色々試してきて「そんなに安易なものではないな」そう思います。
それこそプラシーボ効果になってしまいます、ある程度の目安と思い、語って来ましたが、機材やケーブルによっては、もっと早く終わるもの、とても時間のかかるものも存在します。
もし総てのものが72時間で終わったと感じたなら、それは最早、錯覚以外のなにものでもありません。
最近購入したエモーティバのCDプレーヤーには、背面に電源スイッチが存在します。
そしてリモコンにスタンバイのスイッチも在ります、背面のスイッチを入れたまま、リモコンのスタンバイで電源を切ると、切っても常に待機電力3ワットを消費しますが、目覚めがとても早くなり快適です。
これは液晶テレビやDVDにも採用されています、何度も試しましたが、待機電源はもし出来るなら入れておいた方が良いです。
そして私は絶対やりませんが、お客様が来られてからシステムの電源を入れる方が結構いらっしゃいます。
人が忙しい時間をさいてご試聴に来られるのに、これではオーディオをやる資格はないと思います。
「朝から何時間も鳴らしておいたのだから、一旦切っても多少は目覚めは早いだろう」との事です。
ガッカリします、そこから一時間~二時間鳴らしてからやっと試聴が始まる。
「外出してる間、もしも何かあったら困るから」との事、そんなにシステムを信じられないなら、オーディオなどやめてしまえ、と言いたい。
「お話にならない」ずっと思っていました、そんな方にエージングなど語ってほしくない。
エージングで確かに音や鳴り方は変わる、つまりオーディオに都合よくこなれてくるのです。
電源を一旦切ると、いくらそれまで鳴らしていても、膨大な時間を経ないとオーディオはまともに鳴らない。
お客様をお呼びするならば、ずっと鳴らしておくのが正解です。
そこにエージングは存在するのです。
本日とある方のオーディオシステムを聴きに行きます。