母
昨日の母の状態はあまり良いとは言えませんでした、アルツハイマー型の認知症は日によって波が激しいのです。
とりあえず今回の脳梗塞での今以上手足の麻痺も含め症状は落ち着いたようです、しかし誤嚥(咽にある蓋が閉まらなくなり、食べ物や飲み物が気管に入りむせる、結果肺炎になる可能性がある)の可能性が高いので鼻腔から管を入れての薬と栄養補給になっています。
なので今までお世話になっていた介護付老人ホームは介護が手厚く良かったのですが、もう入居出来なくなりました、何故かと申しますとホームなので医療行為は出来ないのです。
駄目なものは仕方がありません、色々調べました、特別養護老人ホームは鼻腔からのチューブの方は受け入れができず、胃ろうならば条件が整えば受け入れ可能と分かりました。
簡単に話すと、介護の現場の人手不足だと感じます、鼻からチューブは駄目で胃ろうはオーケー、両方駄目だけれど口からの食事が出来たらオーケー色々あります、なんか電気製品を選んでるみたいです。
そして胃ろうのことについて調べてみました、私の思っていた胃ろうは少し残酷なものでしたが、そうではないようです、鼻からチューブが入っていては口から食べる事は出来ませんが、胃ろうはそれがないため口から食べる事も出来ます、何より栄養を採れるため体力もつくようです、体力がつけば気力もわいて来るかも知れません、しかし母はもう高齢です。
そして片道切符だと思っていた胃ろうは、もしも改善されたら外す事も出来るとのこと、外しても三時間程で傷は治り食事も出来るようになる事もあるらしいのです。
しかし一つ問題があります、母は認知症です、言葉で伝えても何にも覚えられず認知出来ないため、胃ろうの管を抜いてしまう可能性があります、かといって病院ではないので、手を拘束したりミトンを付けさせる事が出来ないのです、しかし施設によって異なるみたいなので話を聞いてみないと何とも言えません。
医師の話では母のタイプの脳梗塞は進行する可能性が高いらしく、今のままではもう治療のしようがないみたいです。
という事は、残された道は胃ろうしかない、そう思いました、しかし今までも期待は総て裏切られてきました、これからどうするのかしっかり話し合わなければなりません。
そして地区の包括センターへ行き色々伺ってみます、とりあえず八方手を尽くしてみます。
道は必ず開ける筈です、その為には我々夫婦が元気で冷静でなくてはなりません。
大切な母の為に。