買い換えたもの
ウエスタンスピリッツは、USAの中古アンプを中心に拘って使用して来ました。
それらがそろそろ寿命を迎えたと感じました。突然鳴らなくなったり、接点不良が頻繁に起こるようになったり、変なノイズが増えて来ました。
パワーアンプにもあるのですが、特にプリアンプに多いのです。
私はオーディオケーブルの製作者ですので、変なもので開発したケーブルを聞き比べたくありません。
なので、これも中古品ですが、日本製でしっかりしたものを経験で探し、購入したのです。NIKKO(ニッコー)電子のプリとパワーアンプです。
日本の製品は希に、本当にオーディオに精通された方が設計すると、とんでもないものが作れます。NIKKOもその一つと言えると思います。
そして、以前から否定してきたマルチ駆動を再挑戦してみたく思い、パイオニアのスリーウェイチャンネルデバイダーも購入致しました。当然NIKKOのパワーアンプは同じ機種を三台購入致しました。
マルチ駆動の場合パワーアンプは、機種を総て揃えるのが常識なのです。
昔、挑戦したときは歯が立ちませんでしたが、パワーアンプとスピーカーの間に、ネットワークと言う抵抗が入らず、カットオフ周波数やレベル調整を自在に変える事が出来るマルチ駆動が、ネットワークに劣る筈がないと判断した為です。
簡単ではないですが、今なら鳴らせる、そう思いました。
これは、LCネットワークで苦しみながらも、しっかり決められた今だから出来る事だと思います。ぶれない音をしっかり掴む事が出来ました。
つまり、基準がある今なら鳴らせると思ったのです。しかし、こればかりはやってみないと分からないのです、どんなに理論的に優れたものでも、絶対に良くなるとは言い切れない事を知ったからです。
そして、MCヘッドアンプも、パイオニアの名機H‐Z1も購入です、もう鳴らない理由がありません。
それと、時をほぼ同じくして、乾電池式のMCヘッドアンプも購入致しました、こちらもコンセントから電源供給が必要ないため、音の鮮度は抜群です。
これらが経験で揃い、スピーカーやラックや機材の下に板をしっかり敷いて、アナログもキャビネットを自作してしっかりした今、やってみなければ分かりませんが、多分端正でクリアーな音になる筈です。
その総てにウエスタンスピリッツが完成させた、ハンドメイドのケーブルが繋がるのです。
そして、電源が独立したマイナス30dBのそこそこ防音された鉄扉の付いたオーディオルームです。
正にマルチ駆動をする為に存在する様な部屋なのです。
今回、この総てを揃える事を快諾してくれた家内に感謝です。そして、実家を解体し新居に建て替えさせてくれた父と母に感謝致します。
やるぞっ!!