総ては、出来上がったケーブルの為に
このblogは私の主観であり、特定の方の事を書いている訳ではありません。
作った絹巻きケーブルの音質を正確に検証するために、ウエスタンスピリッツはオーディオ機材を含め色々音質改善をしたのです。
少し前までは、音が汚れていたのに気が付きました、カートリッヂを高級なものに買い換えたり、オールマルチにしたり、アナログプレーヤーのキャビネットを自作したりしてきました。
トーンアームの内部配線も配線自体も接点も総て錆びているのです、私は自作のリッツ線に交換し、エンドの5ピン端子も外し、内部配線を長めに引き出し、ピックアップケーブルとダイレクトに半田で留めています、正気の沙汰ではありませんが、その効果は絶大でした。
そして、気付きました、特に中古で購入したカートリッジやMCヘッドアンプは時を経ているので、どんなに新品未開封であっても管理が良くても、経年変化で音がボケています、慣らしの問題ではありません。
しかし、それにもやはりシステムがトータルでしっかりしていないと、買い換えたものの音すら正確に違いを聞き分けられず、何も分からないことになるのです。
新しく現行のORTOFONのCadenza BLUEとMONOを新品で購入してみて、初めてそのスペックの素晴らしさを知りました、数年前同じカートリッヂを借りて繋いでみましたが駄目でした、その時はシステムが駄目だった事になります、こうなりたくないので、床を補強したり色々極限まで鳴らそうと努力したのです。
やはり、時代は確実に進み進歩していたのです、古くて良いものはない、そう言い切って良いと思います。
私の様にどうしてもJBL4560BKのデザインが好きならばそれはそれで仕方ないと思います。
しかし、その4560BKすら私はまだしゃぶりつくしていないと自分で思うのです。
「今でも充分」と聞かれたお客様には仰っていただけますが、もっともっと端正な音に磨きあげ、もっともっと音の優れた絹巻きケーブルを作りたいのです。
そして、更なる絹巻きケーブルの発想が、千葉のIさんからの実験結果報告がヒントになり、生まれようとしております。
どこまで行っても、どんなに気違いと馬鹿にされようと、オーディオに終わりはないのです。
総ては優れた絹巻きケーブルを作る為です、遊びで限界に挑戦している訳ではないのです、しかしもう限界は越えました、でも、個人的にまだまだなのです。