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この記事は、2018年11月7日に、FC2ブログからこちらのサイト(https://we-spirits.jp)へ
移転したものです。

イシノラボのパワーアンプ


写真はまだ見積り段階のイシノラボさんのスケッチの状態です、写真の一番上にあるのは、アンプを上から見たスケッチです。

CROWNのD‐45やD‐70を思わせる薄型アンプでセンス抜群です、多分、CROWNの様にトランスが唸る事は一切ないと思います。

今までもスケッチと同じものが正確に出来上がって来たので、このデザインに間違いないでしょう、後程ご連絡があり、大きなトランスと大きなケミコンを入れたいとの事で、3㎝殆ど横巾が大きくなるみたいです。

依頼したのはマルチシステムなので、低音用の50+50Wが一台、後二台は中音用と高音用の30+30Wが二台で、合計三台です、30W二台は多少横幅が小さい様です、しかしこちらも後程連絡が来て、放熱のキャパを上げたいから、3㎝程ケースを大きくしますとの事です。

低ノイズ低歪みの高音質設計で、とてもスペックに優れたものです。

今まで依頼したイシノラボさんのサウンドからして、もう答えが出たようなものだと確信致しました。

今の音はどんな感じかと申しますと、極めてロスが少なく、楽器が小さく定位し、雄大なところも兼ね備えており、何時間でも音楽に浸っていられる、録音されたそのものを自然に余すことなく色付けなく再生している、そんな感じです、神秘的で、とてもいかすセンスの良い奥ゆかしいgoodなサウンドです。

ただ奥行きがあると感じるのでなく、本当に楽器それぞれの音に前後左右上下にしっかりと距離があるのです、立体的なので音が掴める様な錯覚を起こします、特に小音量時の音は素敵です。

そして、音と音の間の空間の表現が素敵です。

この様なプリアンプやチャンネルデバイダーを私は初めて知りました。

日本全国のウエスタン党や、自作真空管アンプマニアも唸る位の音です、アンプはパワーの差ではない質である、本当にそうでした。

特にプリアンプに内蔵のスーパーパーマロイのMCトランスは、ジャズを聴くとパワフルで勢いと繊細さを感じ、クラシックのバロックを聴くと、その弦の音に思わずうっとりします。

本当にオーディオの前から去るのに勇気がいります、でもこれって凄い事です、所詮は再生音ですよ?普通は飽きます。

やはり熟知された方が真剣に作ったならば、この様になるのです、世の中には本当に凄い方がいらしたものです、正にプロ中のプロですね。

回路が素晴らしいだけてはないのです、使う部品やキャパシティーを含めて帯域バランスを理解してないとこうはなりません。

更に素晴らしいのは、トーンコントロールやバランスツマミが存在しないところです、私は特にバランスツマミが大嫌いだったのです、使わない割には接触不良が多いのです。

またバランスツマミは、使っても効果は殆ど期待出来ません。

チャンネルデバイダーのレベル調整もプリアンプのレベル調整も、普通のUカーブのボリュームでなく、最高レベルのセイデンのスイッチです、しかもチャンネルデバイダーに至っては、レベルが1dBステップです、大体のユニットを、しっかり手を組ませ合わせる事が可能です。

しかもプリアンプに至っては、電源トランスがファインメットコアです、10年位前までは高額で手が出ませんでした。

歪みが少なくクラシックホールの、広さや後ろの壁の材質迄分かりそうな勢いで、広がりやS/Nは化け物の様です。

さりげないので、それらもこちらに押し付けてくる様な事は一切ありません、これが本物です。

聞こうと思えばしっかり聞ける、しかし、聞き流そうと思えば、まるでBGMの様に、サラリと聞き流せる、こんな素敵なアンプは他にはありません。

ボリュームを上げてもうるさくならず、ボリュームを最低にしても、音は全く痩せない、理想のアンプなのです。

後見積もりのパワーアンプ三台が完成したらさぞや素敵な音になるでしょう、後はこちらの技量だと思います。

楽しみです。

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