対決姿勢の音
若い頃の私は対決姿勢のオーディオだった「JBLはジャズだ」世間もそうだったが、ある意味ジャズを鳴らしたくてJBLを購入した。
そして有り得ないようなストイックな音を鳴らそうとしていた、しかしよそ様で聞くような素敵なクラシックが上手く鳴らせない。
「何故なんだろう」35歳の頃まで悩んでいた、その辺から今の方向に変化したように思うが、やはり当時の私のJBLは、ジャズしか鳴らせなかった。
今から七年程前から何となくクラシックも鳴るようになったが、本当の意味でクラシックが鳴ったのは、ここ二年のお話しです。
一番の原因はやはり中古で購入し使って来た機材だったのかもしれない、やはり内部の部品が経年変化で劣化し、音がボケていたのである。
そして床やラックや機材の下が柔だった事ではないだろうか、まるでここへ辿り着くが如く、毎日色々対策をしていたのを思い出した。
そしてイシノラボヘマルチシステムを総て依頼した、その前にエソテリックのハイエンドCDPや、マスタークロックジェネレーターを購入した。
少しずつ音は変化し続けた、デジタルケーブルにも拘り、ヨルマデザインを購入して使っている。
ヨルマデザインのデジタルケーブルは値段は確かに高額、エージングにも時間がかかる(1000時間)が、音は本当に素晴らしい。
色々なお店に聞いてみた、しかしどこのお店も「ヨルマデザインのデジタルケーブルを超えるケーブルはありません」と言われた。
私は流石にデジタルの同軸ケーブルは作る事はできない 。
最近、機材総てがこなれてきていいい感じになっている、しかしアコースティックリバイヴのRR‐777は繋いだ方がいいと思う、電源を切ると普通のオーディオになってしまう。
再びスイッチを入れると、音がまとまり明らかに変化する。
絶対に繋いだ方がい い「これでオーディオが終わったかのような音になった」と仰るお客様もいる程である。
しかし対決姿勢のオーディオは、帯域バランスが崩壊してよろしくない。