新居に、一人目のお客様が来られた。
新居の音は、正直まだまだである。しかし、これからの変化を理解して欲しい、耳の優れたお客様が埼玉にいらっしゃる。お忙しい方だが、試聴をお願いした次第である。
CDを何枚か聞いた、低音が前の調布と違い、太く低い所が鳴って好ましい。しかし、サックスがこんなにきつくストイックになる必要があるのだろうか?やはり柱や壁がまだオーディオに馴染んでない気がする、とファーストインプレの内容を話された。
そして、心配していたアナログを聞いた。やはり私が感じていた通りだった。CDの方が遥かに良い、低音が鳴らない。やっぱり分かるんだなと思った。アームの高さ調整ネジが折れていてしっかり止まってないのである。失礼とは思ったが、今日はあえてそのまま聞いていただいたのである。
私はアームのアースをアームの軸受けがある大元のパイプとインシュロックで留めてある、たまたまその高さが水平の所で絶妙なバランスで止まっていたので、応急処置でそのまま聞いていた。
二、三日前から低音が鳴らないのに気付いていたが、お客様にそのままお聞かせしてみたのだ。
やっぱり低音がおかしい、力がないとご指摘をうけたのだった。
お客様が帰られた後、折れて出てこないネジを諦めて他の場所へネジ穴をあけてネジを切り直してみた、そこは上手くいったのだが、今度は左チャンネルの音が出ない。アチャー!!
焦ると、ろくな事にならないので、さすがに嫌になったのもある。今日は諦めた。
下に降りると、家内がどうしたの?不機嫌な顏して…
私はいつもこうなのだ、何か思い通りに事が進まないと、直ぐに切れて不機嫌な顏になる。でもこれは私の仕事の問題、家内には関係のないお話しである。
大いに反省した。
今日は駄目だ、明日なおそう。しかし困ったな、明日も…プロとしてなおしておくべきだろうか、いや待て、今なおしても半田の焼けは明日にはとれない、明日はお詫びをして残念だが、CDだけの試聴にしよう。