ウエスタンスピリッツの音
新居に来て、総てをリッツ線に配線し終えてから八ヶ月が経った。そして、この部屋で鳴らしはじめてから十ヶ月が経った。
とにかく新たなリスニングルームは、初め音が悪くて、もうオーディオを止めようと思った程だった。しかし十月位から鳴り方が急に変わってきた。
どんな部屋でも一年から長くても三年鳴らせば上手く鳴ってくると聞いた。
しかし、我が家はいくら耐震構造に優れてるとはいえ木造である。半年も鳴らせば大丈夫だと思っていた。しかし甘かった、やはり一年はかかりそうである。
本来、ウエスタンスピリッツのオーディオの実力が発揮されるのは、やはり暖かくなる今年の春頃になると思う。
しかし、度重なる実験の数々が合わさって、かなりのレベルに来た筈である。音をかなり大きくしても以前の様にうるさくならず、ボリュームをかなり絞ってもクリアーな音が痩せて聞こえる事はない。低い音や高い音はちゃんと聞こえるのである。
とにかくリッツ線がとても上手くバランスしたと思っている。
スピーカーケーブルはまだ、本数の調整が残っているが、距離の問題だろう。リッツ線は距離が倍になれば本数も倍になる。
今はかなり過激な本数になっている。実はラインもスピーカーケーブルも太さはそんなに変わらないのである。
ウエスタンスピリッツはスピーカーケーブルがネットワーク迄250㎝なのである。
ラインに優れたリッツ線の本数は1mの場合において0.12㎜単線を108本である。単純に考えると250㎝とすると270本必要になる。しかし、あくまでも理論ではのお話である。音質は理論どおりにはならない。
少ししたら0.12㎜単線270本のリッツ線スピーカーケーブルを作ってみる予定である。
かなりスッキリした素早い音が期待出来る。
オーディオは最後、ケーブルで音が決まる。